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ポケモンキッズと旅する 第162回 イベルタル|京都・鞍馬

本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。

第百六十二回、イベルタルと鞍馬です。

京都の洛北に位置する鞍馬寺は、鞍馬山に建立された古刹です。

唐の高僧・鑑真の高弟である鑑禎が、夢のお告げに従い白馬に導かれて鞍馬山に登り、毘沙門天に救われたことから草庵を結んだのがその起源と伝えられています。

数十年後、藤原伊勢人によって整備され、千手観音も併せて祀られるようになり、この時代には既に平安京の北方鎮護の役割を担っていました。

東に鞍馬川、西に貴船川が流れ、南北に尾根が伸びる地形を持つ鞍馬山は、古来より深い森に覆われた霊山として、修験道の行場ともなっていた歴史があります。

平安時代後期、源義経は父・源義朝を平治の乱で失った後、幼少期から約10年間を鞍馬寺で過ごしました。

昼間は学問や修行に打ち込み、夜は天狗から兵法を授けられたという伝説が生まれました。

この修行の日々が、後に彼が発揮する戦略的手腕の根源になったとされています。

鞍馬寺の本尊のうち一尊である護法魔王尊は、背中に翼を持ち、鼻が高く、これが人々が抱く天狗のイメージとも関連づけられています。

鞍馬寺の仁王門をくぐると、山頂にある本殿金堂へと続く、曲がりくねった九十九折の参道が始まります。

この参道沿いには、数百基の朱色の灯籠が連なっており、石段と相まって、幽玄な雰囲気を醸し出しています。

今回はこのような情景の場所ですので、記念写真代わりに写し込むキャラは赤を基調としたキャラを選定しました。

本殿金堂の手前に建つ多宝塔は、伝統的な様式を踏襲しながらも、現代的な技術で建設された建築です。

鞍馬山の標高410メートルの地点に建つ本殿金堂は、鞍馬寺の中心的な建物です。

この金堂からは、南方、谷を挟んで対峙する山並みを一望することができます。

特に秋の紅葉や冬の雪景色は格別な絶景で、平安京の北方鎮護を担った寺院の壮大さを感じさせる眺望が広がります。

また、金堂前には石畳「金剛床」があり、宇宙のエネルギーが集まるとされる霊地として知られています。

本殿金堂から奥の院魔王殿へと続く山道は「木の根道」として知られ、鞍馬山随一の神秘的なスポットです。

この地域は固い岩盤で地盤が形成されているため、木の根が地中深くに潜ることができず、地表を這うように伸びています。

この特異な生育が、他では見られない独特の景観を生み出しています。

源義経がこの木の根道で天狗から兵法を伝授されたという伝説があり、露出した木の根を踏まずに飛び跳ねながら修行を重ねたと言われています。

現在でも、この道は鞍馬寺から貴船神社へと向かう人気のハイキングコースの一部として親しまれています。

木の根道を経てたどり着く奥の院魔王殿は、650万年前に金星から降臨したとされる護法魔王尊を祀る、神秘的な雰囲気に満ちたお堂です。

周囲を巨木に囲まれたその様子は、厳かな空気に包まれています。

この道を進んでいくと貴船神社へと向かう下り道となり、鞍馬山から貴船川へと至る、自然の移ろいを感じながら散策することができます。


貴船神社は、鞍馬山と貴船山に挟まれた深い谷間に鎮座し、その傍らを流れる貴船川は鴨川の源流の一つをなしています。

水を司る龍神を祭神とし、降雨・止雨を司る神として朝廷による雨乞い・雨止めの神事が行われてきました。

特に知られるのが、平安時代中期の歌人・和泉式部の故事で、夫との復縁を願い参詣し、

もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る

と詠みました。

これに対し貴船の神から、

奥山に たぎりて落つる 滝つ瀬の 玉散るばかり 物な思ひそ

という返歌があり、夫婦仲が回復したと伝えられています。

この霊験譚により、貴船神社は縁結びにもご利益があるとしても注目されるようになりました。


原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。

Yveltal in Kurama, Kyoto 98 (Kifune Shrine)

ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。次回もお楽しみに。