ポケモンキッズと旅する 第103回 ドーブル|和歌山県紀の川市
本記事をご覧いただき、誠にありがとうございます。
第百三回、ドーブルと紀の川です。

粉河寺は、西国三十三箇所・第三番札所として、巡礼の地の1つとして知られています。

西国三十三箇所とは、古くから多くの巡礼者が訪れる近畿地方を中心とした33か所の観音霊場です。

粉河寺は奈良時代末期の770年に創建されたと伝えられています。

その始まりは、猟師の大伴孔子古が山中で光る場所を発見し庵を結んだこと、そしてある日、童子の姿をした修行者が現れ千手観音像を彫り去ったという伝説に由来します。

1585年、羽柴秀吉は紀州征伐を行い、根来寺や雑賀衆と共に当時550もの子院を有する粉河寺をも攻撃しました。
その後、江戸時代になると紀州徳川家の庇護の下で現在の姿となりました。

粉河寺の大門は、1707年に再建された朱塗りの楼門で、重厚な佇まいで参拝者を迎え入れます。
その大きさは和歌山県内において高野山、根来寺に次ぐほどです。

本堂は1720年に再建され、西国三十三所の中で最大規模を誇る堂宇として知られています。
その特徴として、一重屋根の礼堂と二重屋根の正堂が並べられた構造が挙げられます。

本堂前の枯山水庭園は、境内において重要な見どころの一つです。
今まで当企画で何度も訪れている池泉回遊式庭園とは、水面を主体とした変化に富む景観を歩きながら楽しむ形式です。
それに対し、枯山水庭園は水を用いず、砂や大小の岩石によって、山水を抽象的に表現する庭園様式です。

粉河寺の庭園は後者の典型で、本堂前の約3メートルという高低差を利用した石組が立体的な景観を創出しています。

この地を訪れる際は、建築と庭園が創り出す空間構成の妙をぜひ味わってみてください。
原寸大や未公開の写真は写真投稿サイトFlickrにございます。
ここまでご覧いただきどうもありがとうございました。次回もお楽しみに。

