[詩] 螺旋と墓
この場所が、どこで、どのようにして、
たえることを知るというのだろう?
墓……
幾重にも持続する、
まったい螺旋の中に、
それは彫りつけられる。
彫っている、彫っている
彫っている、彼らはくりかえし
彫っている。その手の運動たちが、
雨音をこやみなく与える。
こうして
空間に酷似した、
らせんの墓場が、
水の沈思にかえて拓かれる。
漏斗を模した、
地獄のきゅうそう。
これはさながら無窮である。
上へも下へも、
彫りつける手たちが、
倦まずして震えの本分を遂げるから。
深い迷いでさえも、
この場所では、不思議と
墓彫りに似通っている。
たぶれだけが支配する
この場所として、
またぞろ一人の墓彫りが、
うみおとされる。
