エッセイ|孤高のライダー
仮面ライダーが
敵を倒した際の
見得と残心と余白
僕は其処にも哀愁を感じる
敵もまた
改造手術を受けた存在
脳改造手術を受けた怪人
自身も其処に居たかも知れない
映し鏡の合わせ鏡
もし、
脳改造手術を受けていなければ
共闘出来ていたかも知れない
皆、
悪の秘密結社の毒牙に掛かった
人生を奪われた犠牲者でもある
中には進んで怪人になった者も居る
しかし、そんな純粋悪の存在は数える程で
大半は否応なしに拉致され手術を施された存在
ライダーが戦闘員や怪人と対峙し
格闘戦を経て必殺技を放ち
敵に止めを差して爆散する様を
見得を切って残心しながら
つぶさに見つめる
その心情は如何許りか
その真っ赤な眼を通して
見届けた後に踵を返し
ゆっくりと去っていく背中が物語る哀しみに
僕は胸を打たれるのです
脳改造を受けた者は二度と元には戻らない
ならばせめて、
同じ改造人間として
脳改造手術を受けずに済んだ
人の心を失っていない自分の手で
引導を渡してやる事が
せめてもの救済であり
彼等への手向けにもなる
せめて、安らかに眠れ
そう語り掛けるような
ライダーの見得と残心
其処に潜む哀愁
そんなライダーの姿を見つめる度に
せめて僕は
僕だけでも
ライダーの味方でいたい
その孤高の背中の味方で在りたい
斗う漢の友として支えたいと
画面を通して抱いてしまうのです
そんなライダーの姿を見つめる度に
頭の中では絶えず
ロンリー仮面ライダーと
はるかなる愛にかけてが
リフレインしています
孤高の戦士
哀愁の戦士
それが仮面ライダーなのだと思います
皆さんも是非
ライダーの瞳に
ライダーの背中に
想いを馳せてみてください
彼等の崇高さに
想いを馳せてみてください
ヒーローとはなんぞや
それを掴むことが出来ると思います
石ノ森章太郎先生に最大の賛辞を
祈りにかえて
記事を綴じたいと思います
以上
阿呆で能天気で楽天家で愚鈍な凡夫の
世迷い言でございました。








