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小心者に必要なのは、〇〇だった。

私は極度の小心者です。人との会話、仕事、日常生活の色んな場面で心配になって、必要以上にあれこれ悩みまくります。


しかも辛いのは、悩みがループしてしまうこと。一旦悩んで解決したと思っても、また同じ悩みに戻って、今度は別角度で悩んでしまいます。悩みは終わりません。ギリシャ神話に登場する、シーシュポスの岩のように。


こんなにも悩むのは何故か、それは「暇だから」ということに、ある時気付きました。暇過ぎると、人は、本来考えなくてよいことでも悩み過ぎてしまう。


では、小心者が悩みを最小化して、最終的に悩みを手放すためには、どうしたら良いのか、それは没入することです。


大事なことなので、もう一度言います。没入することです。没入は、暇の対極にあります。


小心者こそ没入して、「集中力」という資源を引き出せば、悩みを解決する力になります。


かつて激務で、リソース投入量だけでカバーしようとした時期がありました。時間は減り続け、どうすれば良いか分からない。色々なことで悩み続けるのでどこにも解決策が打てず、負のループから抜け出せない。最悪の状況です。


そこで、思い切って「やることリスト」を削ぎ落とし、今やるべきタスクに『集中』することにしました。


タスクの山は、心労の元でしかありません。小石を沢山抱えると、重荷となってドンドン心労が蓄積してしまう。


本当に必要な石はなんだっけ?と、一度立ち止まって考えてみる。そして、必要のない石は捨てる。断捨離を行う過程で、本当に注力すべきコアな部分が可視化されていきます。


特に、これもすべき、あれもすべきと「すべき思考」で仕事を進めると、自分自身で要求水準を高め続けて、息苦しくなってしまいます。


でも、「すべき思考」を丸ごと捨てる必要はありません。「今日はこれだけやるべき!」とポジティブに変換して、一個だけ終わらせましょう。それが没入に繋がります。


いきなり大きな岩を砕こうとしなくて大丈夫です。小心者の私は、目の前の小石を蹴っ飛ばすことから始めました。


小さな行動を「ルーティン」にして繰り返すと、強力な「回転力」が生まれます。勢いさえつけば重かったはずの壁も、没入すると、いつの間にか突破できます。


今、本当に注力すべき一点を見定めてそこに全リソースを投下する。没入は余白を生み出し、結果的に全ての仕事が回り出します。


没入のメリットがあり、私も気付けばマネージャーに昇格していました。


次は、没入力を高めるための話をします。


集中しようと思った時に、顔の周りに蚊が来たらどうしますか?手で払い除けますよね?
雑念があると、没入出来ません。


小心者の私は、今まで気にし過ぎて損していました。他人の目を気にして、自分の人生に没入出来ていませんでした。


「嫌われていないかな?」と周囲を気にすると、余計なダメージを負います。


私は妄想力も逞しいので、他人の発言を悪く受け取って、(相手はそんな意図で言っていないのに)自己否定に蝕まれたりします。


不安が肥大化した時は、他人からの目を忘れて、優先度の高い論点を抉り出してください。


「悩み」は時に、ナルシズムの裏返しだったりします。「他人から認められたい」という思いが強いほど、自分を縛る悩みも増えていく。


一度立ち止まって、その荷物が本当に必要か断捨離してみてください。執着を捨てて心を軽くすれば、驚くほど行動力が高まります。


ここまで読んで、それでも悩んでしまうんだよ!と叫ぶ人がいると思います。私もそうです。


最後に、今まさに悩んでいる人に伝えたいのは、小心者こそ、谷底で一番成長します。あれこれ不安がることが、アウトプットを磨く最高の材料になるし、どん底で必死に抗い身につけた力は、後から複利のように効いてきます。


「失敗したらどうしよう?」と悩んでいた時期は、気分が下がって失敗続きでした。一転して「成功するにはどうしたら?」と悩むようにしたら、物事が良い方向に向かいました。


どうせ悩むなら、後ろ向きではなく、前向きに悩みましょう。そうすると、いつの間にか悩みを忘れて没入に繋がります。


没入が苦手な人は、映画、ドラマ、マンガ、演劇など色んなコンテンツに没入しましょう。日常の悩みを解決する意外なヒントにも出会えるかもしれませんし、没入力を高める訓練にもなる筈。とにかく没入しましょう。