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恋愛漫画なのにハラハラしない『ニシハラさん』が心地いい理由

こんにちは。はちみつコミックエッセイの永木です。
今日は、先月最終巻が発売となった『ニシハラさんのわかりにくい恋』について少しお話させてください。

2022年12月に、はちみつコミックエッセイから1冊目が発売された本作。その発売から約3年後の今年、続編4冊を3か月で刊行するという怒涛のスケジュールを経て、先日、ついに最終巻が発売となりました。
著者のニシハラハコさん、本当にお疲れさまでした!そして、素敵な作品をありがとうございました。

ところで皆さんは、「恋愛漫画」と聞いてどんな展開を思い浮かべますか?
すれ違い、恋のライバル、ハラハラする修羅場……。実は本作には、そのどれもありません。
あるのは、周囲に流されないニシハラさんと、彼をじっと観察しながら不思議なアプローチで距離を詰める主人公・ハルコの、マイペースな日常。大きな事件が起こるわけでもなく、毎日が淡々と過ぎていく。でも私はこの二人が過ごす世界に、すごく癒されていました。

激狭物件で共に過ごすニシハラさんとハルコ

ちなみに、他の登場人物たちもかなりマイペースで個性的です。編集しながら「この人たち、なんでうまく付き合えてるの?」と不思議に思うことがよくありました。

同僚に『女性たるもの』なる本を押し付けられたハルコ

でも読み返してみると、わりとみんな「あの人、変わってるけどまあいいか」と、相手をそのまま受け入れているところがあるんですよね(一部のキャラを除く)。
相手の言動に「なんで?」と思っても、「あの人は間違っている」と思ったり、相手を変えようとはしない。それは、ニシハラさんとハルコの関係も同じ。
そんな「他人をゆるく受け入れる空気」がこの作品には流れていて、私はその空気に何度もホッとさせられていたんだなぁと気づきました。

さらに言うと、人との距離感に悩むことが多い今だからこそ、この作品の空気に癒されていたのかもしれません。

アンケートで、読者の方からもこんな感想をいただきました。

「2人の会話にクスッと笑いながら読んでいます。落ち着いた展開が続くストーリーは、仕事やプライベートでヤキモキする日々の中でも安心して読むことができますし、繰り返し読んでも新たに楽しめることが多い希少な作品です」(40代男性・会社員)

「スーッと体の一部のように作品が入ってきました。これからもズーッといて、きっと来月も来年もまた読んでると思う。そんな作品です」(40代男性)

そうなんですよね……!
本棚に置いておいて、一日の終わりにビールを飲みながら読み返したくなるような作品。忙しい毎日を過ごしている人にこそ、ぜひ読んでいただけたらな、と思います。

ハルコは本当においしそうにビールを飲む

最後に、noteで本作の連載を追ってくださっていた皆さんへお知らせです。

続編でぜひ読んでいただきたいのが、各巻に約30ページ収録されている描き下ろし(番外編)エピソードです。「ここまで描くんだ」と驚いたり、「こんな気持ちまで言葉にしてくれるんだ」と唸ったりするような、ちょっとした出来事も掘り下げる“ニシハラさん”ワールド全開の内容になっています。(私のイチオシは、3巻の「壁の穴」です)

noteで連載を追いかけてくださっていた方にも、きっと新しい発見があるはずなので、ぜひチェック下さい。描き下ろしは、各巻の紙の単行本と電子書籍(単行本版)に収録されています。

最後まで見届けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。まだ読んでいない方も、ぜひハルコとニシハラさんの物語を最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。

はちみつコミックエッセイサイトで試し読みもできます↓

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