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人に驚かれるメニューがお袋の味?

お袋の味って言われて何を思い浮かぶだろうか。

私は、肉じゃがって答えます。この質問は、他の人に聞いたことが一度も聞いたことがないので、どんな答えが返ってくるのか全く想像もつきません。

なんで肉じゃがなのかと言うと、母の発言と家庭別のオリジナリティ、印象に残っているのを甘味するとそうなってしまうからだ。オリジナリティと言っても、特段特別な具材が入っているわけではない。ニンジン、じゃがいも、牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎ、ごく普通なラインナップだ。他のご家庭の味や自分で作ってみたのと比べると玉ねぎや牛肉が若干甘めで優しめに感じるところだろうか。

そもそも、お袋の味と言われて、思い付くラインナップがそもそも少ない。肉じゃがかカレーか味噌汁かって感じだ。小学高学年から中学生くらいになると親の料理事情も何となく分かっていくる。今日のメニューはスーパーで買った惣菜を買っただけだとか、調理キットが付いていてそれ通りに作っただけだとか何とか。母自身も「今日は、〇〇ってサービスのメニューのやつをそのまま使ってみたから〜」と公言するので、手料理なのかそうじゃないのかが分かってくる。選択肢が勝手に少なくなってくる。

既存のレシピがある中からどっから独自のアレンジになるのだろうか。ホットケーキを例に挙げてみる。

ホットケーキミックスの粉に卵と牛乳、もしくは水を入れてかき混ぜ、フライパンに油を引いて焼けば、子供が大好きな甘いホットケーキが完成する。

ホットケーキミックスの裏の部分にやり方が書いてある。粉の中には膨らむような成分や甘さが出る成分が予め含まれているから、よっぽど焼き過ぎやや水分の無さで生焼きにしかならないってことにならなければ、失敗はない。簡単である。しかし、栄養面では弱い。

そこで、私の母は、ホットケーキを作るときにある食材を大体混ぜてくる。青汁の粉末とみじん切りにしたニンジンである。結果的に、緑色のホットケーキが完成する。見た目はそんなにいいものとは言えない。だが、普通においしい。ハチミツやジャムをかけて食べるため、甘さによって緩和されている部分があるかもしれないが、やっぱり美味しい。

私はこの青汁が入った緑色のホットケーキに慣れているから自分で作る時も、このホットケーキになる。栄養への最低限の配慮だ。しかし、このホットケーキについて他人に語ると必ずと言っていいほど聞かれる「それ、美味しいの?」って。見た目のツッコミもあるかもしれないが、普段から食べている身としては、美味しいとしか言えない。健康に気を遣っていて、かつホットケーキを食べたいのであれば、他の人もやってみればいいのにと思うけど、どれだけ丁寧に説明しても、やってくれた人はいない。

う〜ん、これもある意味お袋の味なのだろうか。

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