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『今。』の連続を乗り越えて

あなたの今。
----それはかけがえの無い一瞬の連続であると伝えたい。


7月に入り、本格的に夏になってきた近頃。

部屋の中からも聞こえてくる蝉の声。

彼らはただ鳴いているわけじゃ無い。

彼らは子孫繁栄のために

僕は、私は、『ここにいるんだよ』って叫んでる。

通説では、蝉の命は7日と言われており、彼らがこの世界にいる時間はとても短い。

そんなことを考えてしまうと、風物詩とも言えない、違和感を覚えてくる。

そう。夏が終わる頃には。

暗い話でもなく、僕たち人間にとってもいつか終わりは必ず来る。

日々、毎日をそう思って生きている人がどれくらいいるのだろうか。

僕はそう思った瞬間の連続で今を生きているとしか言えないかもしれない。

いつかはこの世を去る。

どこまで行っても避けようがない事実であり、その人生という枠の中で生きる僕たちは、人との関わりの中で社会を生きている。

蝉の雌は声の在処を探しながら、今まだ孤独な彼の元に向かおうとしている。

そんなひと時。もありながら。

いつかは、いつかは、我々もさらばする時がある。



こんな記事を書きたくなったのも、この曲を紹介したくて書いている。

森山直太朗 - いつかはさらばさ


人生の中であなたが一番好きな曲はなんですか?と問われたとしたら

この曲かnina simoneの曲の2択でしか無いほどに僕の心に突き刺さった柔らかいはずの槍が抜けそうにない曲だ。


一見、聞くとネガティブに聞こえるようで、至って前向きな曲。


今を必死に生きようねってことをとっても伝えてくれる。

そんな中でも僕が気に入っている歌詞がある。

あらゆるすべてのことを二人で分かち合おうとした時に
僕ら初めて本当の孤独を味わうことになるのやも
そして独り彷徨い歩き続ける寒空の下
改めてお互いの大切さに気づける日は来るぜ
確信はないけど

森山直太朗/いつかはさらばさ


人は今を生きているし、今知りたいと感じる心に抗うことをなるべくしたくない。

それは欲があるし、知りたいと感じてしまっている心に嘘もつきたくないからだと思う。

しかし、お互いの全てを社会を知ってしまった時、それは空気と同化してしまうのかもしれない。

それは興味をなくしてしまう何かなのかもしれない。

それは現実では叶えられない願いだからなのかもしれない。

それだけ知ってしまったから、の代償なのかもしれない。

でも、この曲で言っているのはこれが悪いってことじゃない。


だって


いつかはさらば
。だから。


僕らは、意識もしていないうちにいつの間にか、枠の中にハマって、常識を身につけて、今生きていることの目的が変わりつつある。

本来は、サバンナで自由に生きていた人がいつの間にかサラリーマンになっているような気分なことだってある。

それでも、今を生きている私たちには、さらばすることを想定することはできないんだと思ってる。

そこに実感があるのだとしたら、今の苦痛を全て投げ出す。

僕ならそうする気がする。

それでもできないのは、色々なしがらみをいつの間にか受けてしまっているからで、そのしがらみから抜け出せないと悩んでいる人なんて…

優しい人であり、勿体無いって思ってしまう。


こう思えるのは、僕もそちら側の一人だから。


人生ってなんのためにあるのだろう?って考えること。


その考えるということ自体が、実は贅沢なんじゃない?って僕はこの曲を聞くと感じれてしまう。


だって、考えれるということは、たくさんの選択肢を持ち合わせているかもしれないから。

全てを受け入れることは生きている間ではできないかもしれない。

全てを受け入れるということは、社会に対して、心が純粋に染まっているとも言えるけれど、そんなことはないと思う。


本来、社会に当てはまらなきゃいけない。なんてことはないと思いたい。


あなたの経験が誰にとっても刺さらないものでも、人はそのあなたの経験に近い体験からあなたを知ろうとしてくれる。

全てを知ったとしても、あなたが孤独になったとしても、それはそこまで知ろうとしてくれた人による恩恵だから。

僕も、あなたもいつかはさらば。

今、言葉を選ぶことに悩んでいたり。

こうでなきゃ。と思っている心はどこから来たものだろう。

あなたが知りたい。書きたい。その欲望もいつかは消えてしまうかもしれない。

僕たちは別に未来を生きてるわけじゃない。

今、此処に、生きていて、そこに熱を加えれる。

言葉に重みを持たせることも大事かもしれない。

それでも、今のあなたを受け入れてくれる人は必ずいる。

だって

あなたが選ぶ言葉や書く言葉にはあなたが詰まっているはずだから。


だからこそ、いつかは終わる今を。

あなたらしく生きてみませんか。

そして僕も今を。今の連続を生きながら。

いつかはさらばになりたいと思う。

その瞬間まで、今の連続を生きていく。



この記事は、こちらの企画に参加させていただいております。

#第3回灯火杯


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