リビングデッドだと気が付かないスタートアップたち
はじめに
スタートアップ経営者向けの退職代行サービス「リビングデッド清算君」を運営する加藤です。
日々、多くのスタートアップ経営者から相談を受けています。特に多いのが:
- 株主との関係がこじれてしまった
- 実は成長していないのに、それを認められない
- 社員や株主に言い出せない状況
こういった方々は非常に優秀で、前向きでメタ認知ができているな~と感じます。辛い状況だけど打開できることが多数です。
しかし残念ながら、下記のパターンのほうが多いのが実情です。
こういった人減ればいいのにな~
リビングデッドの現実
例えば、こんな状況のスタートアップがよくあります:
- SEEDで3000万円、Series Aで7000万円、合計1億円の調達
- ダウンロード数は100万に届かない程度
- 月間成長率は3%(5%未満)下がってきている
- アクティブ率は3ヶ月以上横ばい
- キャッシュは着実に減少
**「このまま頑張れば...」「次の調達で...」** と思っているかもしれませんが、実はこの時点で既にリビングデッドというかデッドに片足を突っ込んでいる状態です。
リビングデッドの定義
T2D3
自身がリビングデッドか確認するやり方として定義として、**T2D3(Triple Triple Double Double Double)** の成長曲線というのがあります。
要は売上に限りなく近いKPIが3倍、3倍、2倍、2倍、2倍と伸びているという状態です。
ここで重要なのは:
- これは**売上に限りなく近いKPI**を指す
- ダウンロード数や継続率は「まやかし」になりがち
- 実際にお金を払ってもらっているかが最大のKPI
pivotしてるか
伸びてないなら半年くらいで次のマーケットに行きましょう。
最近おざーん氏がこのようなことを言っていました。
【起業の記録】
— 小澤隆生(おざーん) (@ozarnozarn) June 9, 2025
今回Launch by VC(LVC)という形で起業を実行するにあたり事業領域の選定方法を紹介します。
検討する際の前提条件は以下の通り。
・市場規模が3000億円以上、できれば1兆円以上
・市場が伸びている
・シェアが分散している
・黒字の会社が多数存在する
・業界内のM&Aが多数存在する…
こんなマーケットを探しましょう。
早期発見と対応の重要性
リビングデッド状態からの脱出には、以下のポイントが重要です:
さっさと撤退
- T2、T3を達成できていない場合は、半年程度で判断
- 早めのピボットを検討
**例外ケースの理解**
- 工場建設など、2年後の完成を待つビジネス
- LLMの学習など、技術的な完成を待つケース
- これらは通常のリビングデッドとは異なる
創業者の原点回帰
起業した当初の目的を思い出してください:
- 起業家として生きるのがが目的ではなかったはず
-仲間や投資家を傷つけないのが目的ではなかったはず
- 何に変えても目の前の課題を大きく解決することが目的だったはず
- 世界を変えたいという想いがあったはず
**「それができていない」** という現実に直面した時、次のステップを考えるべきタイミングです。
まとめ
1. リビングデッドは世の中にたくさん存在する
2. 相談に来られる時点で、メタ認知ができている
3. 最大の問題は、**創業者自身が気づかないこと**
4. 目の前の数字に追われすぎないこと
私たちは、そんな状況に寄り添い、サポートしていきたいと考えています。この記事は、スタートアップ経営者の皆様の参考になれば幸いです。*
