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すべてのムダが悪ではなかった

お会計は個別で。と申し込んできたのに、トレイに一緒にお金出してくる方々がすこぶる苦手な加藤です。
#個別なんですよね
#なんで待てないん
#個別ってなに
#マジでなんなん

僕は34年間生きてきて、ムダなものは“いらないもの”=悪だと認識してきました。

選択は限りなくゴールに近いものを選ぶべきだと思っていたし
手数が少なく最短が正解だと思っていたし
話す時は少ない言葉で端的に伝えるものだと思っていたので

全てにおいてシンプルで端的に表しているものが、世の中の正解だと思っていました。

そういう考え方をしてきたので
自分でこうと思ったらそれ以外は受け付けないし
料理の盛り付けはシンプルだし
答えのない会話はいらないと思ってました。

ムダなものって言い方がそもそも間違っていて
それは誰かにとって必要とされているもので
僕が思っていた”何か”はきっと僕の今後に必要なのものなのではないかと
最近思うようになりました。

とある方をお話をしていた時に
「加藤くんの料理ってなんであんなにシンプルなの?」
と言われて
「原価に見合う内容を考えた結果です。」
と答えました。

その時、言った自分が違和感を感じて
原価に見合う。ってお客様に関係ないよな。と思って
そこからなんでこういう考え方になったんだろうと辿ったところ
僕の根本的な思考がそうさせたのだと思いました。
そして、それはきっと僕が今後この仕事をしていくうえで直すべき考え方なのだと気づきました。

僕は物事は白か黒しかないと思っていたし
会話は”はい”か”いいえ”でするものだと思っていたし
部屋にはなるべく何もない方がいいと思っていたし
全ての用事を最短ルートで済ませるべきだと思っていました。

だからこそ
曖昧な答えが嫌いだし
たわいの無い会話とかいらないし
ミニマリストだし
予定を崩されるのは嫌です。

その結果、それが料理にも出てしまって
シンプルで素っ気なく
字面で見ても面白くなく
そういう店になってしまっているんだと思います。


ようやく一つの答えが出たような気がしています。
ここにきていろんな方々から言われた言葉や
自分が何に対してストレスを感じるのか
その理解が追いついたように思います。

思考を変えるって結構難しくて、人から言われてもなかなか直せなくて
自分でそうだと気づかない限り変えられないものだと思います。
気づくきっかけは人それぞれだと思いますが
僕の場合は、いろんな人と会話したり、普段と違う場所に行くと気づくようです。
気づくというか、すでに気づいているんだけど
その確信が欲しいだけなのかもしれません。

やっぱりこうだったんだ。と思える何かが欲しくて
それが回数なのか、腑に落ちる一言なのか

わかっているのに変えられない”何か”は
案外、ちょっとのことで変わるのかもしれませんね。




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