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《モコンさんの庭》ぼくのセルアニメ業界現場 WORKS Memo:Events 09:『くりいむレモン 卒業アルバム・くりいむレモン名場面集』1987年

正式には『くりいむレモン3周年記念スペシャル 卒業アルバム くりいむレモン名場面集』ということで1987年11月5日、当時のことですのでVHSとLD(レーザーディスク)にて発売。LDの片面収録可能時間の60分をフルに使っています。

くりいむレモンのシリーズをご存じでしょうか?アダルトビデオのシリーズで第1作は『媚・妹・Baby』(1984年)から始まり第16作『エスカレーション3〜天使たちのエピローグ〜』(1987年)が発売された頃に、アニメ業界の友人より『くりいむレモン』発売三周年を記念した総集編を作って欲しいとの連絡を受けたのです。

ぼくはこのシリーズを本田保則氏のアーツプロで借りてすでに全部見ていました。依頼の時点で構成を考えて原稿を作成し、顔合わせ兼打ち合わせに持っていきました。ただ単に名場面を連ねてもまとまりがありませんので、大きく3つのパートに分けて、全16作品から各作品のキャラクター、ハイライトシーン、エッチシーンという感じに大まかに分けてみました。

そしてくりいむレモンの世界に誘う役目として1作目に登場する亜美をひっくり返して美亜というSDキャラを新作カットとして登場させるべく脚本も用意しました。構成案、脚本ともにOKをいただき、新作カットも許可をいただきました。

しかも作画監督および美亜のキャラクター設定は西島克彦氏。できあがりがイメージ通りでした。しかも原画のノリもよく期待以上の新作シーンとなりました。
全話からの素材はすべてぼくが選び、演出の五月女有作氏に使用した話数と時間をメモして貰いつつ、まる1日がかりでビデオ編集をしました。

一応三周年記念ということですので、ラストに視聴者の方へのお礼のテロップを入れていただきました。視聴者の皆さんへのお礼として「スタッフレモン」なる、くりいむレモンに関わったスタッフが描いたイラストやらの、スタッフの遊び心というオマケもつけています。

さらに視聴者の皆さんから戴いた葉書を何枚かずつ並べて短い秒数ですがすべて載せています。

初号試写の後、プロデューサーの野村和史氏に『やっぱりくりいむレモンは亜美ちゃんだな…』と再認識したと感想をいただきました。言葉通りその後のくりいむレモンで亜美ちゃんが大々的に復活していました。

そういえば野村氏と雑談していた時に、上映会などのイベントでくりいむレモン関連グッズがどの会場でも完売するというお話で、中でも亜美ちゃんの等身大プリントの敷布が1枚なんと1万円とかなのに完売してしまうそうです。売りながら『これ誰が洗うのだろうか?』と心配しつつ販売していたとか…。
自分で洗うのはいいとしても、乾かずのは…いらぬお世話か…。

LD

※本稿はぼく個人のセルアニメ業界での実体験をもとにした記録です。当時の資料としてご覧いただけたら幸いです。個人名は当時の状況を踏まえ実名で記しております。関わってくださった皆さまに心より感謝いたします。

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