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その問題、本当に原因まで見えていますか?

経営支援をしていると、以下のような問題は、たいていどこの企業でも出てきます。

・もっと売上を増やしたい
・人手が不足している
・離職する人が減らない
・手作業をシステム化したい
・管理職が育たない

実は、中小企業だけでなく、大手も含めて多くの企業が抱えている問題です。

しかし、たとえば「離職する人が減らない」理由は何でしょうか?

おそらく、「これだ!」という一つの原因を言い当てられる企業は少ないでしょう。

会社によっては、アナログ作業や繰り返し作業が多く、残業が多いからかもしれない。

社長のトップダウンが強く、言い方がきついため、従業員が萎縮しているのかもしれない。

管理職がいないため、話を聞いてくれる人がおらず、不満を言えないことが原因かもしれない。

そうです。大抵の場合、原因は一つではなく、複数の問題が絡み合っているものです。

つまり、「離職する人が減らない」というのは、まだ問題の入口に過ぎません。

大切なのは、そこから「なぜ離職しているのか」を一段、二段と深掘りしていくことです。

そんな時は、考えられる原因をいくつか洗い出してみることが大切です。

大きな問題だけを見て、森ばかり眺めていても、なかなか実態は見えてきません。

それぞれの木や枝まで見に行き、状況を具体化してみる。

そして、

「これが原因なのではないか?」

と仮説を立て、従業員へヒアリングしたり、アンケートを取ったりしながら、本当にそうなのかを確かめていく。

そこで見えてきたものに対して、複数の改善を並行して進めていく。

結局、この繰り返しなのだと思います。

たとえば、

「給与が低いから離職するのだろう。だったら賃上げをすれば、従業員は満足するはずだ。」

と最初から決めつけてしまえば、どうでしょうか。

本当の原因が、長時間労働や人間関係、上司とのコミュニケーションにあるのであれば、給与を上げても離職は減らないかもしれません。

それどころか、お金を使ったのに何も変わらなかった、ということにもなりかねません。

だからこそ、最初から正解を当てようとしない。

まずは考えられる原因をテーブルの上に並べて、全体を俯瞰してみる。

そして仮説を立て、一つずつ確かめていく。

経営課題には、「これをやれば一発で解決」というものは、そう多くありません。

その問題、本当に原因まで見えていますか?

目の前に見えている問題から、もう一段深く考えてみる。

それだけでも、これまでとは違った解決策が見えてくるかもしれません。

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