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第6話|地球上で引きつける力は2つ ― 重力と電磁力

── 万物を動かすものは、重さだけではない



地球の上で物が落ちるのは、当たり前のこととして受け入れられている。
りんごが木から落ちたことから、重力が発見されたという逸話も有名だ。
けれど実際には、地球上で物体を引きつけている力はひとつではない
もうひとつ、見逃されがちだが圧倒的な影響力を持つ力がある。
それが――電磁力である。



重力は、質量のあるもの同士が引き合う力。
私たちが地面に引きつけられるのは、地球の質量と自分の質量が互いに作用しているから。
ただし、重力は非常に弱い力である。
宇宙には4つの基本的な力があるが、その中で重力は最も弱い。
それに対して、電磁力は荷電粒子(電荷をもつ粒子)同士が及ぼし合う力
そしてその強さは、重力の10の36乗倍以上といわれている。



たとえば、私たちが持ち上げる小さな紙くず一枚。
それが地面に落ちずに静電気で手にくっついているとき、
私たちは地球全体の重力を打ち負かしていることになる。
それほどまでに、電磁力は強い。



私たちの身体も、分子も、空気も、すべては原子でできている。
その原子を結びつけているのは、電子が媒介する電磁的な力。
つまり、この世界は電磁力によって形を保ち、機能している
それは、細胞内の反応も、神経伝達も、筋肉の収縮も同じだ。
すべては、電子のやりとり、すなわち電磁的な秩序の中で行われている



地球上では、重力が常に下へと引っ張っている。
しかし、そこに電磁力のバランスが加わることで、ものが安定し、浮いたり、反発したりする。
雲が空にとどまれるのも、水が分子構造を保てるのも、
すべては電磁力のはたらきによって支えられている。



etell earthの考え方もまた、
この“電磁的な秩序”を体の中で再現することをベースにしている。
本来、地球の上では、常に電子が足元から供給されていた。
しかし現代は、コンクリートやプラスチックがその流れを遮断し、
電磁バランスが崩れてしまっている。
そこで、etell earthは、自然界の電磁環境をまとうような素材を開発した。
身体に触れるだけで電子を供給し、バランスを整える。
それは、重力とは別のもうひとつの“力”を、生活の中に取り戻す試みでもある。



地球には、万物を引きつける力がふたつある。
ひとつは重さ、もうひとつは電気。
そしてこの世界を形作っているのは、圧倒的に電磁力のほうである。


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