12/1 メッツ "Devin Williams"と契約
代名詞:🌬️エアベンダー
■ 契約内容のポイント
契約期間:3年
総額:保証額 5100万ドル
サインボーナス:600万ドル(2Mずつ分割支払い)
→ ロックアウトがあっても支払われる年俸:毎年1500万ドル
→ うち 500万ドルが後払いトレード時のボーナス:100万ドル
➡ 後払い分を大きく使って年あたりの実質負担を軽くした構造
■Devin Williamsとは?
2013年ドラフト2巡目(ブルワーズ)
2019年に救援転向でブレイク
2020年:0.33 ERA、NL新人王+救援王
ブルワーズ黄金期 “Hader-Williams” の終盤を担当
通算4年間のフルシーズン ERA:1.75
奪三振率:40.5%(圧倒的)
代名詞 "エアベンダー" = チェンジアップ
MLBで唯一の動きをする魔球
通算で相手打率 .200 未満
→ リリーフの中でも“球質はトップクラス”
■2024〜25年:評価を下げた2シーズン
2024年:背中の疲労骨折で開幕に遅れる
復帰後は 21.2回で3失点、38K と圧倒的
ポストシーズンで ピート・アロンソに痛恨の逆転弾
2025年:ヤンキース移籍後に苦戦
序盤炎上 → クローザー剥奪
中盤に復調 → 6月に再び守護神復帰
後半戦 5.06 ERA と不安定
奪三振率は依然 40%近くと超一流
最終:4.79 ERA(キャリアワースト)
ヤンキースは結局 QO(2200万ドル)を出さず、FAへ。
■メッツが獲得した理由
① “指標はエリートのまま” と評価
被BABIPが .339 と異常に高かった
→ 不運の影響が大きいと分析奪三振率:34.7%(MLB全リリーフで8位)
空振り率:16.8%(10位)
② 球質と奪三振能力は全く落ちていない
→ 防御率ほど悪くない典型的な買い時のリリーフ
③ メッツは守護神が必要
エドウィン・ディアスがFAで流出の可能性
→ 復帰検討中だが不透明新GM(デビッド・スターンズ)はブルワーズ時代の“育ての親”
→ ウィリアムズを熟知
■市場との比較:高すぎず、安すぎず
ウィリアムズがもし防御率 1.70を続けていたら…4年$100Mの可能性もあった
しかし不安定さと2025年の炎上もあり:
タナー・スコット 4年72M(前年)
イグレシアス/スアレス/ヘンドリクス 46〜58M帯
ウィリアムズ:3年51M
➡ 市場としては「適正〜少し割安」。
■メッツの贅沢税への影響
FanGraphsの計算では:
2026年の総年俸:277〜280M
最終的に 304M以上(追加課税ライン)まで行く可能性
ウィリアムズ契約に対する税負担:
大体 8〜10M の追加コスト
さらに304M越えなら 110% 税
➡ “お金を払ってでも補強する” という姿勢
■メッツでの役割
基本:クローザー、ただし…
エドウィン・ディアスを再契約した場合 → ウィリアムズはセットアッパーへ
再契約しない場合 → さらにRHのセットアッパーを追加する計画
■この契約の評価のまとめ
メッツ視点
球質・奪三振力は依然トップクラス
不調の2025年で市場価値が下がっており「買い時」
クローザー補強として市場の中ではお買い得
ウィリアムズ視点
防御率悪化でも高額契約を確保
後払いで総額を最大化
信頼関係のあるスターンズGMの元で再出発
リスク
2025年後半の不安定さが再発しない保証はない
背中の疲労骨折の再発リスク
後払いで年俸負担が後ろに積み上がる
