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SNSと精神医学: Twitter(X)派は陰キャでインスタ派は陽キャ?〜SNS別性格分析結果を精神科医が紹介~

皆様、こんにちは!鹿冶梟介(かやほうすけ)です。

皆様はSNSをやっておりますか?

小生はSNSとして、このnoteの他にX(旧:Twitter)を3年ほど嗜んでおります(ドヤ)。

SNSといえばnoteやXの他にFacebook(フェイスブック)やInstagram(インスタ)がありますが、この2つについてはノータッチです(裏垢なんかありませんよ)。

従って小生はnoteやXのことしか分かりませんが、以前より「noteユーザーとXユーザーの性格って違うっぽくない...?🤔」と思っておりました。

... ...とは言え、noteユーザーとXユーザーの違いを明確に言えるわけではなく、またその根拠もありませんでした。

そんな中、2年前に日本からパブリッシュされた興味深い論文を発見しました!

この論文ではツイッター(現X)、インスタグラム、フェイスブック、Tumblrの利用者の心理的傾向とメンタルヘルスについて比較検討しております。

残念ながらnoteは対象となっておりませんが、それでもこの論文を読み「やっぱりそうか!」とおもわず膝を叩いたので、皆様にもこの感激(?)をシェアしたいと思います!

なお今回もデータが膨大なので、論文の一部のみをご紹介しております(ご興味がある方は原著をご高覧くださいな!)。


【研究紹介】

Personality traits and mental health of sociaol networking service users: a cross-sectional exploratory study among japanese undergraduates. Umegaki Y & Higuchi A,C. Computers in Human Behavior Reoports, 2022

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2451958822000112


<目的>

ツイッター(現X)、インスタグラム、フェイスブック、Tumblrの4つのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用者の性格とメンタルヘルスに関する特徴を調査する。

<方法>

日本の大学生を対象にオンラインアンケート調査を行った。データ収集は2019年1月から2月にかけて行われた。

SNSの利用: 参加者に、Twitter、Instagram、Facebook、Tumblr(0=「いいえ」、1=「はい」)、またはその他のプラットフォームの個人アカウントを持っているかどうかを尋ねた。

性格的特徴: ビッグファイブ性格特性はTIPI-Jの日本語版を用いて、5つの性格領域(外向性、同意性、良心性、神経質、開放性)を測定した。行動の接近/回避傾向を測定するためにBIS/BAS尺度(意欲、報酬反応性、楽しみ追求)を用いた。ナルシズムについてはNarcissistic Personality Inventory-35を用いた。自尊感情についてはローゼンバーグ自尊感情尺度を使用した。社会的比較(他人と比較する傾向)についてはIowa-Netherlands Comparison Orientation Measureを用いた。

メンタルヘルス: うつ病の評価はPHQ-9を使用した。不安症状についてはGAD-7を用いた。抑うつ性反芻については反芻反応尺度を用いた。主観的幸福感についてはSubjective Happiness Scaleを使用した。

統計: 記述分析に続き、多変量分散分析(MANOVA)を行い、各SNSの会員と非会員の違いを調べた。次に、SNS利用者の各グループ内で、相関分析と重回帰分析を行い、性格特性とメンタルヘルス変数の関係を調べた。

<結果>

日本の大学生1030人(女性726人、平均年齢=20.82歳、SD=1.46)が参加した。

最も利用されているSNSはTwitterで、83.4%の参加者が個人アカウントを持っていた。次いでInstagram(69.4%)、Facebook(37.1%)、Tumblr(2.9%)であった。Tumblr利用者は少数であったため、以後の解析から除外した。

性格的特徴: ツイッター利用者は非利用者に比べ、外向性、良心性、開放性で有意に低く、神経症とBISで有意に高かった。インスタグラムの利用者は、非利用者と比較して、外向性、BAS-drive、BAS-reward responsiveness、BAS-fun seekingのスコアが有意に高く、神経質さのスコアが有意に低かった。フェイスブックの利用者は、非利用者と比較して、外向性、開放性、BAS-楽しみ追求のスコアが有意に高かった。

ナルシズム・自尊心・社会的比較志向・メンタルヘルス: ツイッター利用者は非利用者に比べ、自尊心のスコアが有意に低く、社会的比較志向のスコアが有意に高かった。インスタグラムの利用者は、非利用者に比べて、ナルシシズム、自尊心、主観的幸福感が有意に高く、不安が有意に低く、抑うつがわずかに低かった。フェイスブック利用者は非利用者に比べ、自尊心が有意に高く、ナルシシズムもわずかながら高かった。

<結論>

SNSの種類によってユーザーの性格とメンタルヘルスの違いがあることが示唆された。

【鹿冶の考察】

<Twitter(X)ユーザーは陰キャでInstagramユーザーは陽キャ?>

今回はデータが多いので表にまとめてみました。

図1: 紹介論文のTable3に基づき鹿冶が改変
空欄は当該SNS非ユーザーとの比較において有意さがなかった項目

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