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走ることについて語る時に僕の語ること

いよいよ10月。ようやく秋らしくなってきました。先週末は湯河原に行ったのですが、風が強い日で、ビーチは寒いぐらいでした。暑過ぎると夏よ早く終われと言っているのに、涼しくなってきた途端に寂しく思うのは随分と勝手ですね。

今回は思わせぶりなタイトルですが、あまり深い意味はなく(≒ウケ狙い)、出張先で走ってきたよ、というお話しです。

出張時の楽しみ

昔から出張は好きな方です。特に海外出張は体力的には大変な部分はありますし、決して余裕があるスケジュールではないのですが、それでも、隙間時間を見つけて、その地でしか見れないものを見ることが好き。どうしても駆け足になってしまいますが、美術館に行くことも多いです。New YorkならThe Metropolitan Museum of Art(メトロポリタン美術館)、LondonならThe British Museum(大英博物館)、ParisならやっぱりMusée du Louvre(ルーブル美術館、こちらは随分とご無沙汰ですが)。

一方、ここ数年間は出張時の楽しみが増えました。それは、走ること。時間が限られる中で何を優先するかは難しいところではあるのですが、海外の街を走り抜けるのは、単なるビジターではなく、現地に溶け込んだ感覚があり、非常に爽快です。

9月に久しぶりのヨーロッパ出張があり、これ幸いと、現地でのランニングを楽しんできました(もちろんメインは仕事ですが)。今回まず訪問したのは、London。

コース選定

Londonは2023年以来。2023年は弥生から退任するタイミングでRomeとLondonを回りました。この際はHyde ParkというLondon中心部にある大きな公園に面したホテルだったこともあり、Hyde Parkを走ることに。園内を1.5周して10km。4月に入ってもLondonは寒く、朝7時に走り出した時点で気温は7度。でも走る上では寒いぐらいの方が楽なんですけどね。

さて今回は、訪問先オフィスの近くということでTower Bridgeのそばのホテルに泊まることに。ホテルを起点に10kmほど走れるコースということで事前に調べたところ、あるじゃないですか、完璧なコースが。

Londonの中心部を流れるテムズ川。川沿いは起伏がなく、コースさえあれば走りやすい。以前、Romeではやはり市内を流れるテヴェレ川沿いをランニングしました。テムズ川でTower Bridgeを起点に北岸を西に向かって走り、Big Benが聳えるWestminster Bridgeで折り返し、今度は南岸を東に向かって走り、Tower Bridgeまで戻ってくるとちょうど10km。いい感じです。

出張は土曜日に日本を発って、日曜日の早朝にLondon着。諸般の事情から、週末というのに午前中から打合せの予定が入っています。空港でレンタカーを借りて、打合せ先に向かい、打合せは無事に終了。その後改めてLondon市内に向かいます。本当は夕方にもテムズ川沿いを走ろうと目論んでいたのですが、残念ながら雨が降ってきてしまいました。現実問題として少々お疲れ気味でもあり、ランニングはお預け。

快晴のテムズ川沿いを走る

翌朝。時差の関係で早く目が覚めます。昨日打合せを一件こなしたこともあり、今日の打合せは午後から。まだ暗いうちから少し仕事を片付け、明るくなってきてから朝食。その後一休みしていよいよランニングに出発。今日は予報通りいい天気です。気温は10度ちょっとと寒いといえば寒い。それに風が強め。ただ、Londonにしては珍しいすっきりとした天気の中を走るのは気持ちが良い。

まず宿泊先のホテルからすぐ近くのTower Bridgeを目指し、Tower Bridgeを南から北に渡ります。Tower Bridgeを渡った先にはTower of Londonが鎮座していますが、これは大回りしてからテムズ川の北岸に出ます。 ここからはひたすら川沿いを西進。ほぼフラットですから、走りやすい。ただ、行きは向かい風で少々辛いシーンもありました。

まずはTower Bridgeを渡る
Tower of Londonは大回り

テムズ川にはLondon BridgeやMillennium Bridgeなど多くの橋がかかっていますが、基本的には橋の袂で橋をくぐるような形で進むことができます。

たまに川沿いのままでは進めず、引き返して少し内側を走ったりということはありますが、迷うということはありません。工事等もあり、川沿いを走れない箇所もあるのですが、極力川の近くを走り、戻れるところでまた川沿いに戻ります。

なんだか格好いい(その1)
なんだか格好いい(その2)

走っているとやがてLondon名物、London Eyeがテムズ川の南岸に見えてきました。そしてその先にはBig Benの頭も(これは北岸)。

London EyeとBig Benが見えてきた

マイペースで進み続けると、ようやくBig Benの足元に辿り着きました。ここがWestminster Bridge。ここで折り返します。Westminster Bridgeを渡って、今度はテムズ川の南岸を戻ります。

Big Benに辿り着いた。ここで折り返し

先ほど見えたLondon Eyeの足元を走り抜け、先ほどは北岸で通り抜けた橋を一つずつ戻っていきます。南岸を走ると、先ほどは見えなかった北岸の眺めが素晴らしい。こちら側からだとセントポール大聖堂がよく見えます。南岸の後半では、少し川辺から離れてしまいましたが、そういった際に見える街並みもまたLondonらしいもの。

London Eyeを見上げる
Millennium Bridge越しのセントポール大聖堂

その後再び川辺に出ると、博物館となっている巡洋艦ベルファスト越しに北側に見えるLondonの特徴的なビル群を眺めることができます。The Walkie Talkie(トランシーバー), The Cheesegrater(チーズおろし器), The Gherkin(ピクルスになっている小さなきゅうり)と愛称がいずれもユニーク。

一番はっきり見えるのがThe Walkie Talkie

そして再びTower Bridgeが見えてきて、無事にゴール。約10km、約1時間とちょうどいい塩梅のランニングになりました。後半は雲が増えてきましたが、終始いい天気で実にラッキー。

Tower Bridgeまで戻ってきた。だいぶ雲が増えてきた
コースはこんな感じ

ホテルではシャワーを浴びて、打合せに向けた準備。午後はしっかり打合せをこなしました(が、夜にはさすがにかなり疲れてしまい、早めに寝ることになりました)。

走ることについて語る

トライアスロンは、泳いで、自転車を漕いで、そして走るわけですが、その中で今でも一番苦手意識があるのは走ることです。実際の大会では、泳ぐのは怖いし、一番疲れるのは実のところ自転車、逆になんとかなるのは走ることだったりするのですが。それでも普段練習する際に一番気がのらないのは走ることだったりします(苦笑)。

とは言えトライアスロンを始めるようになってから丸4年間、(原則として)毎月最低50kmは走り続けているのは我ながらよくやっているなと思います。実際、ちょっとの間走らないと、走りたくなるとまでは言いませんが、走らなくていいのかと体が疼いたりもします。

気がのらないながらも続けているランニングですが、純粋に楽しめるのが旅先でのランニング。札幌の豊平川沿いもいいコースですし、広島では旧太田川沿いもいいコースです。札幌や広島は出張等でそれなりに行っている街ですが、ランニングは、そんな街を違う角度から再発見するいい機会。歩いて回るのであれば、カバーできるのはせいぜい数kmの範囲。ランニングだと10kmが目安なので、街並みが変わっていくことも実感できます。

国内の旅先でも楽しいですが、海外で走るのはもっと楽しい。もっとも海外の場合には日本のようにどこでも安全とは言えず、コース選びが重要になってきます。それだけに下調べをしたコースを無事に完走できるといつも以上の充実感があります。

次はどの街を走れるか。国内・国外を通じ、100都市をランニングできたらなかなか素敵ですね。今は多分まだ10ぐらいなので、ゴールは遥か彼方先です。


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