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ラジカセが大好きだった頃に見た「Fame」(改題しました)

まだ、映画館のシネマコンプレックスなんて無かった時代の話です。

その頃私は学生で、高級なオーディオ機器を高嶺の花とあこがれながら、ラジカセでFM放送のエアチェック(放送で流される音楽等を録音することです)を楽しんでいました。

当時はラジカセ花盛り。
SONYの“スタジオ1980mk2”とかナショナル(現パナソニック)の“MAC18”、日立“パディスコ”ほか、各社競ってクセのある製品を出していましたね。
なかでもひときわ目立ったのが、東芝の“アクタスパラボラ”!

その頃、ラジカセを含めたポータブル録音機の楽しみ方として、マイクで生の音をテープに残す「生録(ナマロク)」というのがありました。
各製品、この提案をしていましたが、外付けマイク(しかも集音パラボラ付き!)を本体の上に乗っけたアクタス〜は、本体デザインも斬新で、格好良かったですね。

本機はアメリカにも輸出されたのか、映画にも出演を果たしています。
「Fame(フェーム)」という、ニューヨークの芸術学校を舞台とした青春群像劇です。
本作中で、初登校日にダンサー志望の若者が本機をかついで教室に持ち込み(さすがにパラボラは外してます)、密閉ヘッドホンで音楽を聴いていたところを女教師に叱られるが、気にしない…

この映画ではもう一台、おとなしい女学生の母親が地味なラジカセ(アメリカ製品?)を使ってくれているのですが、人物のキャラクターに機器を合わせているようで、面白いですね。

後の「フラッシュダンス」で主題歌が大ヒットしたアイリーン・キャラも学生の一人として出演、名曲「フェーム」を聴かせてくれました。
(ちなみに「フェーム」は、後にピンク・レディーがカバーしてくれました!)

本作は私の大好きな作品のひとつで、映画館で何回か(当時は入れ替えなし!)見ましたね。
今でも時々…

ちなみにラジカセはその後、ステレオ対応の主流化、大型化あるいはダブルカセット型へと展開していきました…。

(珍しく、長く書けました)