運がいい人は、人生を運まかせにしない。
成功者はよく言う。
「運がよかっただけです」と。
血のにじむような努力をしてきたはずなのに、
それを誇るわけでも、隠すわけでもなく、
当たり前のようにそう語る。
でも僕は、それが本心なんだと思っている。
なぜなら彼らは、運をつかむ準備を、誰よりも続けてきた人たちだからだ。
たとえば、ある人気アーティスト。
売れない頃から路上ライブを続け、
何度もオーディションに落ちても挑戦をやめなかった。
時代に合わせて音楽のスタイルを変え、
毎日のようにSNSに曲を投稿し続けた。
そしてある日、たまたま投稿した一曲がバズる。
たしかに、“運がよかった”のかもしれない。
でもそれは、チャンスをチャンスだと見抜き、つかむ準備ができていたからこそ起きた出来事だ。
木の上に札束があるなんて、ふつうは思わない。
でも、ふだんから木登りを練習していて、
「もしかしたら上に何かあるかも」と空を見上げていた人だけが、
その札束に、手を伸ばすことができる。
チャンスは、誰のまわりにも転がっている。
それはランダムにやってくるし、決して平等とは限らない。
でも、もし人生を運まかせにして、何の準備もしていなければ、
目の前に転がってきたチャンスに気づくことすらできず、ただ見過ごしてしまう。
運がいい人とは、運をつかんだ人のこと。
そして、「運がよかっただけ」と言えるのは、
その“運”を迎え入れる準備を、ずっとしてきたからだと思う。
