迷ったときに、思い出してほしいこと
迷っているとき、
人はつい「答え」を探そうとします。
どっちが正しいか。
どっちが失敗しないか。
どっちを選べば安心できるか。
でも、
その探し方をしている限り、
迷いはなかなか終わりません。
⸻
なぜなら、
問題は「選択肢」ではないからです。
何を選ぶかではなく、
どこから選ぼうとしているか。
そこが曖昧になっていると、
どれを選んでもしっくりこない。
⸻
焦っているときは、
焦ったままの選び方になる。
不安なときは、
不安が小さいほうを選び続ける。
それは選択のようでいて、
ただの反応です。
⸻
だから、
迷ったときにやることはひとつです。
答えを出そうとする前に、
一度「戻る」こと。
⸻
呼吸を整える。
身体の感覚に戻る。
一拍、間をつくる。
すると、
出来事とのあいだに、
少しだけ距離が生まれる。
⸻
「戻る」といっても、
特別なことが起きるわけではありません。
ただ、ほんの少しだけ――
目の前の出来事と、
自分とのあいだに、余白ができる。
さっきまで近すぎて見えなかったものが、
“そのまま”見えるようになる。
焦りが消えるわけではない。
問題もなくならない。
でも、
飲み込まれていた感覚だけが、少しほどける。
この感覚を知っているだけで、
人はまた選べるようになります。
⸻
そこから選ぶと、
同じ選択でも、
まったく違う感触になります。
急がなくてもいい。
正解を当てにいかなくてもいい。
ただ、
自分の内側とズレていないかを確かめながら、
選び直せるようになる。
⸻
迷いがなくなるわけではありません。
それでも、
迷いに飲み込まれなくなる。
⸻
もし今、迷っているなら。
無理に決めなくていい。
ただ、
一拍だけ置いてみてください。
⸻
その一拍の中に、
もう一度、選べる位置があります。
⸻
そしてもし、
何度も同じ場所で迷うなら。
そのときは、
「戻るための言葉」を持っておくと役に立ちます。
必要になったときに、
何度でも戻れるように。
そのために、この言葉を残しています。
必要になったときに戻れるように、「言葉」としてまとめています。
