『足枷を解く時』#3つのお題に空想のひらめきを
🍊第32回 3つのお題
🎈お題①:「狼の守り人」
🐾お題②:「満月の記憶」
⏳お題③:「運命を書き換えるペン」
*直球の掌編で参加させて頂きます。
宜しくお願い致します。<(_ _)>~~✨
*足枷を解く時
私は売れない作家を生業としている。
変哲無く過ぎる日々を・・・細やかに愉しめればいい。
ただ、満月の夜には
抑えきれない哀しい衝動が蘇る・・・・☆
満月の記憶 が・・・・
封印したままの、私の様々な過去を呼び覚ますのだ。
受け継がれた自分の血脈が【 狼 】だったことを知ったのは
執筆中のことだった。
明治期の蝦夷開拓時の害獣として、ストリキニーネの毒薬によって
絶滅させられた【 エゾオオカミ 】がテーマだった。
狼の守り人 に化身したかのように自分の魂が燃えていた。
まるで 自分の運命を書き換えるペン のように筆が走った・・・・!!
☆☆☆☆☆
その夜の満月の下、封印したままの私の秘密が決壊した☆
人里離れた山の中腹に建てた自宅が・・・私の守り場となった。
外出を許さぬ 鉄の足枷 が
心も身体も狼 となった私の自由を阻み
そのことが・・・私が作家で居続けられる手段なのだ。
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
だが、いつの日にか その 封印 を解こうと思う。
私が本来の姿のままで
満月の下、山脈に咆哮する魂の叫びが
文字を超えた私の、本当の最高傑作となるだろう・・・・
悠久の時の中で生きた、全ての仲間たちに向けて
共に永遠なれと・・・・!!!!
☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆
アォォオオ・・・オオオオオ‥‥☆
アオオオオオーーーーーーーーーン!!!!

《完》
*このお話はフィクションです。
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