『時間がほどける朝に』#3つのお題に空想のひらめきを 【第27回】
🍊第27回 3つのお題
🎈お題①:「時間がほどける朝」
🐾お題②:「誰も呼ばなかった名前」
⏳お題③:「帰らない光」
*三つのお題はさり気なく、、哀しいお話ですが
よろしくお願いします。<(_ _)>~✨
*厳冬が来て
かつて、自然を神と崇めて共存の立場だった
二本足の生き物たちは 思い上がるままに山を切り裂いた。
大地は汚染され天候さえも怒りに満ちた。
《 山の神 》と呼ばれていた熊の子孫は
荒れる冬山の中で冬眠さえ出来ず山を彷徨っていた・・・・
多くが二本足の領域にまで食べ物を求めて山を下りた。
銃の 咆哮ごとに 多くの熊の命が絶たれた。
☆☆☆☆☆
親を失った熊の仔は極寒の中を孤独に生きていた。
学ぶ機会を失ったまま 空腹に耐えて 懸命に生きた。
それでもついに・・・・
母と過ごした 懐かしい 熊穴の中で
震える身動きさえ 出来なくなった。
優しく厳しかった母熊を思い出し
仲の良かった兄弟との楽しい日々が
浮かんで 遊んだ・・・・☆
凍える吹雪の 夜の時間が 永遠に流れた・・・・
☆☆☆☆☆
僅かに陽が射して
時間がほどける朝に・・・
誰にも呼ばれなかった熊の仔の名前を
呼ぶ声が 聴こえた・・・・☆
山にも地上にも
もう帰ることのない小さな光が
優しい二つの光と 寄り添うように一緒に
幸せそうな温かさに包まれて
空に登って行く 朝だった。
幸せに・・・・!!!
《了》

*このお話はフィクションです。
(以前に書いた熊のお話と似たような話になってしまいました。😅💦)
#3つのお題に空想のひらめきを 【第27回】
#小さな物語
#ショートショート
