『きっと幸せに』#3つのお題に空想のひらめきを 【第17回】
🍊第17回 3つのお題
🎈お題①:「星の手紙」
🐾お題②:「階段の途中」
⏳お題③:「ひとかけらの勇気」
*ちょっと哀しいお話で参加させて頂きます。
宜しくお願い致します。<(_ _)>~✨
*星空の下で
熊の仔は一人ぽっちでした。
秋になると山には美味しい食べ物がいっぱいあるの。
ドングリや栗や甘い木の実や蜂蜜や・・・
川には大きい魚が昇ってきて、お腹いっぱいになるくらいに
食べられるから・・・楽しみにしててね!
・・・ お母さんが言っていたことを思い出します。
☆☆☆☆
秋になっても、山には食べ物が あまりありませんでした。
山の木が伐採されて 斜面を埋め尽くすように光る板が
並べられてから、山を守る蜜蜂もいなくなりました。
小さな生き物たちの姿も見かけなくなりました。
それまでにはなかった激しい暑さや、豪雨で・・・・
山の恵みのような様々な木の実がその数を減らしました。
食べ物を求めて・・・
それまでは禁じられていた人の地域まで下りる熊もいて
銃の音が聴こえた後・・・帰ることはありませんでした。
熊の仔には、一緒に生まれた兄弟がいました。
お母さんと一緒に食べ物を探している時・・・
食べ物の入った箱の中に入って、扉が閉じて・・・☆
仔熊を助けようと傍にいたお母さんと一緒に
・・・ 銃で撃たれて動かなくなりました。
☆☆☆
箱に入らなかった熊の仔は
ひとかけらの勇気を振り絞って、逃げきり・・
ひとりぽっちになりました。
☆☆☆☆
お星さまが綺麗な夜でした。
熊の仔はお腹を空かせて・・・動く力も失ったまま
ボンヤリ・・・ 星空を見上げていました。
不意に、子熊に伝えるような声が聴こえました。
まるでお星さまからの手紙のように・・・
その声は優しく・・・ 小熊に伝えてきました。
『・・・ がんばったね・・・ 偉かったね・・・ !!』
不意に・・・
お星さまに向かうような階段が・・・熊の仔の前に現れました。
階段の途中に・・・お母さんと兄弟の子熊が見えました?!!
嬉しくなった熊の仔は階段を登って行きます。
もう、振り返ることもなく・・・
・・・ 元気に登って行きます!!!
新しい山で・・・
幸せが・・・待っていますように ☆☆☆
《おしまい》

*このお話はフィクションです。
#3つのお題に空想のひらめきを 【第17回】
#ショートショート
#掌編小説
#超短編小説
#短編小説
