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人格入れ替わった…?とガチで心配された、正しい目標設定【前編】|可能自己理論【社会心理学】

突然ですが、皆さんこんな経験ありませんか?


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新年、新しい年。
前年のふがいなさは年末の大掃除で捨て、今年こそは…と情熱を燃やす。

そして、

  • ダイエットで理想のボディになる

  • 将来のために勉強して資格試験に合格

  • 副業を始めてゆくゆくは独立

…etc

今年こそ! と、新年の目標というピカピカの看板を掲げる。

ところが、しばらくすると…

  • 寝転んでお菓子三昧

  • Youtubeとゲームに時間を溶かし

  • 平日は仕事でヘトヘト、休日も回復でゴロゴロ

そして気付けば年末。
またか…と己のふがいなさを恥じる(以下ループ)。

~~~~~

いかがでしょう?身に覚え、ありませんか?

ちなみに、一昨年までの僕は典型的なこのタイプ。
しかも僕はいわゆる意識高い系クズだったので、まぁ年始に立派な目標を立てるんですよ。

けど、意思の弱さに流されて、一時の快楽に身を任せてしまう…。
某ゲームに1年で5,000時間(寝落ちもしてるので実際はもっと少ないけど…)溶かしたときはわが目を疑いました、まぁある意味才能ですが。

そんな僕から、こんな姿が考えられるでしょうか?

  • スキルを磨くため学校に通い、

  • 個人事業の種まきをし、

  • 制作活動に明け暮れ、

  • 起業塾へ通いノウハウを学び、

  • 毎日英語を学習し、

  • 起業関連の情報や最新技術に関して国内外の情報を調べ、

  • 個人事業主の諸先輩方の講演に行き、

  • 自重での筋トレを週6でこなし、

  • 毎日食器洗って掃除して、

  • インコと毎日遊び、

  • 毎日最低6.5時間寝る

ちょっとショボい項目もあるけど、これでも以前と比べると革命的進歩。そして当社比で死ぬほど忙しい。
まるで売れっ子有名人のような分刻みスケジュールの日もある。
※勿論もっと忙しい人がいるのは理解しています。

そして、あれだけやめられなかった酒もたばこもゲームもスパッとやめられた。
Youtubeも以前のようにショート動画をダラダラ見なくなったし、見るとしても内容が変わった。

一応、念のため補足。
あくまで僕がこれくらい変わったよという紹介で、別に自慢でもディスりでもないです。
もしあなたが、僕が切り捨てたものを必要とするならば、迷わずそれを手に取ればいい。
あなたの人生はあなただけのもの。

さて、本題に戻ります。

まるで人格が入れ替わったのではと疑われるくらい中身が変わった僕。
周りからは、

「ガチで大丈夫…?」
「え、なんのギャグ?マジで言ってる?」
「すみません間違えました…」
※全国各地、津々浦々に僕のそっくりさんはいるらしい。

とかなり本気の心配をされる始末(失礼な!)。

そんな急激な変化が一時の気の迷いレベルを越えてくると、自分自身でもさすがに困惑し始めてきます。

そしてある日ふと、

いや、マジで今までと何が違うんだ?

こんな疑問が思い浮かびました。
別に意志が強くなったわけじゃない、根性は元からない。
じゃあ一体、何が変わったのか?

この謎に関して、今回と次回の2回に分けて僕なりの考察結果をお話ししていきます。


年始の目標達成って難しいな、と悩んでる方
に、こんな考え方もあるよって言うのを持ち帰ってもらえたらうれしい限りです。



■なぜ「続く人」と「続かない人」がいるのか

結論を先に言います。

続くかどうかは、意思の強さじゃなく、設計の問題です。

ただしその前に、もっと根本的な話をしなければいけないと思います。
ですので、設計に関しては次回お話しします。

今回お話ししたいのは、

『設計以前に、「何のためにやるのか」が決まっていない人は、どんな仕組みを作っても継続しづらい

という話です。


■理想像から逆算する


僕も、最初はなぜこんなに頑張れているのか自分でもよくわかっていませんでした。
そこで、まずは「昔の自分、今の自分。それぞれ何をやったか?」を紙に書き起こしました。
すると、明確な違いがそこにはありました。

その違いとは、今回は最初に「どうありたいか」を決めたことでした。

いきなりどうありたいか?とか言われても想像つかない方もいるかもしれないので、僕のケースを見本として見てみましょう。

僕は、自分のありたい姿として、

  • 何かに挑戦したいときに金銭的理由で諦めることがない

  • 仕事におけるクライアント、パートナーを自分が選べる

  • 家族を大事にし、最大限幸せにする

  • (多分制約上無理だけど)叶うなら海外との2拠点生活をしたい

  • ムキムキの体になる(どうせハゲ家系でお察しなので、せめて…)

  • 100歳まで生きて少しでも多くの未来を見る

こう決めました。

理想像が見えたら、やるべきことは自然と決まりました。
つまり、今の自分がやっていることはすべて「なりたい自分」から逆算して選んでいるんです。
 
「これをやりたいから」じゃなく、「そうありたいから、これをやる」という順序です。


■可能自己理論


これは心理学で可能自己理論(Markus & Nurius, 1986)として説明されています。
人は「なりたい自分」や「なりたくない自分」のイメージを持っており、そのイメージが行動を方向づける、という理論です。

重要なのは、

Being(どうありたいか)が先で、Doing(何をするか)が後

だということです。 「どうありたいか」を先に決めた人間は強い。

※ちなみに目標から考えるという話はこちらでも触れています、興味があればぜひ。



■自分で選んだ目標だから続く


もう一つ、見落とされがちな話をします。

・自己決定理論

同じ「筋トレを週6やる」でも、
「誰かに言われてやる」と「自分で決めてやる」
では、継続率がまったく違います。
 
これは自己決定理論(Deci & Ryan)が裏付けています。
内発的動機、つまり「自分が選んだ」という感覚が、行動の持続に決定的な影響を与えます。

僕の体験談で例を挙げます。

僕は中学生の時、陸上部に所属していました。
僕は当時、背が小さかったのと少しだけ長距離走が速かったので、1500mと3000mの選手とみなされていました。
ただ僕は長距離走が大嫌いで、めちゃくちゃ練習で手抜きをしていました。
そして、そのうち真面目に部活に行くことも少なくなりました。
この頃は大体放課後は友達の家で麻雀してたかな?笑

ところが、ある日体育の授業で走高跳びをしたときに、「これめちゃくちゃ楽しい!」と思いました。
そして「走高跳びで選手に選ばれ大会に出るのだ」という目標ができました。

すると、僕はその日から部活への向き合い方が変わり、真剣に部活に参加するようになりました。

放課後を過ごす場所は友達の家からグラウンドのマット上になり、
手にするものは麻雀牌から気付きノートとペンになり、
休日や雨の日は家でゲームではなく校内で筋トレや室内練習に充てるようになりました。

そして季節は一巡し春。
あれから身長は急激に伸び170ちょっとになり、いつの間にか記録は身長より高いものになり。
顧問の先生から「県大会からが本番だからな」と期待される選手にまで成長した僕。

結果、見事走高跳びの選手として選ばれ、僕は大会に出るという目標を達成したのでした。

理想像から逆算して自分で選んだ目標は、他人に課されたノルマとは根本的に違います。
やらされている感がないから、しんどい日でも目的実現のために動けます

ただ今思えば、単に大会に出ることだけを目的としたのはもったいなかったです。
もし「大会出て、その後どうなる」という未来まで思い描けていたなら、もっと違う未来が待っていた…のかもね。笑

ちなみに、その大会は全部ファウルで記録なし。
その後は慢性的な膝の痛みで満足な結果は出せず。
そのくせ合同練習会などで少しだけ名前が売れていたので、高校の陸上部顧問に目を付けられ…というのはまた別の話。


※ご参考までに

「Whyからはじめよ」で有名なSimon Sinekのゴールデンサークルも、同じ構造を語っています。
Why(なぜ)が明確な人は、How(どうやって)やWhat(何を)が自然に決まる。
気になる人はそちらもどうぞ。


■まとめ


  • 続くかどうかは意思じゃなく設計の問題

  • ただし設計の前に「なりたい自分」が必要←今回ココ!

  • Being(どうありたいか)を先に決めると、Doing(何をするか)が自然に決まる

  • 自分で選んだ目標だから、しんどくても続く


次回は、その目標をどう「こなせる仕組み」に落とし込むかをお話しします。
実装意図、週次ループ、そして選択肢を減らすことの威力についてです。お楽しみに!

それでは、またね。


参考文献

  • Markus, H., & Nurius, P. (1986). Possible selves. American Psychologist, 41(9), 954–969.

  • Deci, E. L., & Ryan, R. M. (1985). Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior. Plenum Press.

  • Sinek, S. (2009). Start With Why: How Great Leaders Inspire Everyone to Take Action. Portfolio/Penguin.



「日常の分解」は、日常の中で気づいた行動・心理の仕組みを言語化するマガジンです。

※本記事は筆者個人の観察・考察の記録です。
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