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キャッチボールをしよう

大型連休のことです。20年ほど、前のことでしょうか。

私は、インフルエンザに罹ってしまいました。
もう少し、寒い時期の病気かと思っていましたが…インフルエンザなのです。熱は高いし、節々も痛みます。

ほどなく、妻もかかりました。いわゆる、うつった・うつした?のです。
困ったことが起こりました。
「さあ、子どもはどうしたものか」うつるといけないし、ご飯を食べさせることも必要です。

ということで、私たちの実家や、親せきを頼ることにしました。連休中でもあり、同じお宅に長期間滞在させることは、避けました。渡り歩いてもらったのです。

「今頃、どうしているのだろう」と、気にはなりますが、任せるしかありません。せっかくの、連休なのに…。どこにも連れてやれなかったな。そんな、後ろめたさも感じます。

ようやく、私の状況が落ち着き、迎えに行くことにしました。連休の最終日です。

息子は…私の姿をちらっと見て、また何かの遊びを始めてしまいました。
そういえば、トコトコやってきて、むぎゅーという年齢ではなくなったのかな。でも、なんだか、背中は寂しそうでした。私は、声をかけました。

「キャッチボールをしよう」

連休の最終日。暗くなってもキャッチボールを続ける親子がいました。
山々に藤の花が咲く頃になると、思い出します。

【2025年5月13日 初出】


☆初めてnoteに投稿した日の記事です。こちらも「キャッチボール」の話題でした。よろしければ、ご覧になってください。


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