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mikiamind
一番乗りが知る風景
「一番乗りだな」
私は、いつもの時間に出勤するようにしています。
朝、車が混む前に学校へ到着するためです。
ほどなくして、次の職員の車が駐車場へ入ってきました。
が、なかなか職員室へは現れません。
様子を伺いに行くと、彼は玄関近くでしゃがんでいました。
ホースを手にもって、水やりをしていたのです。
連日の暑さのせいか、プランターの花がしおれていたようです。
普段、私が水をやるときは、雨がさーっと降るように、ふんわりと水をまくのですが、彼の水やりは、少し違いました。
プランターの一つひとつに、ホースを差し入れ、土に水を浸すような感じなのです。
乾いていたせいか、水はどんどんとしみ込んでいきます。
「どうか、元気を出しますように…」
車から降りて、職員室へ行き、自席にかばんや荷物を置いてからでもよかったはずです。
夏休み中の当番でもありませんでした。
私は、気温が30度をゆうに超えたころ、プランターの様子を見に行きました。
「ブルーサルビア、元気になってきたぞ」って、私からは言わないでおこう。
そんなこと言わなくても、彼は見守っているのですから。
☆朝から、落ち葉を掃いてくれていた職員の話です。よろしければ、ご覧になってください。
