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かめが見ていたものーー卒業するあなたへ
先日の卒業式で、このような話をしました。式辞の一部を紹介します。
よく知られているイソップの童話です。
うさぎは、かめがゆっくりと進むことをいいことに、のんびりと昼寝をしてしまい、かめのほうが先にゴールをするという話です。
この話から学ぶことは、二つあります。
一つ目は、コツコツと努力すること。
勉強やスポーツ、芸術分野などで、一歩一歩、努力を積み重ねることです。
二つ目の考え方。ライターの上阪徹さんが著書で紹介しています。
それは、「うさぎとかめは、何を見ていたのか」という視点です。
まず、うさぎが見ていたもの。
それは、ゆっくりゆっくりと進むかめです。つまり、レースの相手を見ていました。
自分より遅いかめと比べて、「大丈夫だろう」と油断してしまったのです。
一方、かめが見ていたものは何でしょうか。
それは、ゴールです。
かめは、ひたすらゴールを見つめ、そこを目指していたのです。
これから、みなさんは中学校、さらに社会へと進んでいきます。
私たちは、どうしても相手、人と比べてしまいがちです。
確かに、この先、人と競争したり、比べられたり、選ばれたりする場面はあるでしょう。
しかし、人や何かと比べて「勝った」「負けた」と考えるのではなく、自分が進むべき道や目標を見失わないことです。
比べるのではなく、まず自分のゴールをしっかりと決め、
目指してほしいと願っています。
陰ながら、応援しています。
ご卒業、おめでとう。
☆前任校のPTA広報誌に綴った、卒業生に向けたメッセージです。よろしければ、ご覧になってください。
