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続けること

今年度、勤務する小学校のPTA広報紙に綴った、卒業生へのメッセージです。

2月のとある、金曜日のことです。

今日は、自主研究発表といって、県内外のお客さんが本校の授業を参観に来られる日です。

「いつも通りでいこう」
階段下の用具庫にしまってある、ほうきと塵取りを手にしました。1年の廊下から始めます。いつもの順番です。

ドアの窓から、教室をちらっと見ます。目が合ってしまう子には、会釈をします。
「今日も、頑張っているな」子どもと職員に、そっとエールを送ります。

そうこうしているうちに、校舎を一周してきました。授業を公開する教室前や、お客さんが通られる廊下だけを掃いてもよかったのですが。私は、それはできませんでした。

「これでいいんだよな…」と、独りごちます。

道具を片付ける途中、ひとりの先生に出会いました。今日も、児童の昇降口の砂埃を掃いてくれています。

「だれにでもできる簡単なことを、だれにもできないほど続けてきた。」
イエローハットを創業した、鍵山秀三郎さんのことばです。

誰が何と言おうが、続けていきたいこと。続けていくこと。そんなこと、皆さんもあるかな。これからも、陰ながら応援していますよ。

【2025年3月18日 初出】


☆前任校の卒業文集に綴った、卒業生へのメッセージですよろしければ、ご覧になってください。


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