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姚賈(ようか)|知られざる縦横謀略の外交官


なんと、noteを開始して8周年だそうです。8年も時が経過したのかと思うと、気が遠くなりそうですよね。今まで何度かブログを立ち上げてきましたが、ここまで続いたものはありませんでした。年間15万PV以上あるので、本当に皆さんにご覧いただいているおかげです。心より感謝申し上げます。

さて、本題に。中国戦国時代・秦の隠れた「敏腕外交官」が姚賈(ようか)。知る人ぞ知る要人です。現代でいうところの 「国連で談笑しながら大国を丸め込む超絶交渉人」 みたいな存在です。最新のキングダム本誌で再登場し、いよいよそのヴェールが剥がされる気がします。

秦の中華統一には、姚賈の外交による貢献もなくてはならない要素だった気がします。今回はその姚賈に迫ってみましょう。




🏛 姚賈とは

基本プロフィール
■時代|戦国末期、生没年不詳(BC 240~230年代頃)
■所属|秦国(始皇帝の臣)
■役職|「上卿」に列せられ、外交・計略を担う重臣

ℹ️史料に見る姚賈の功績

四国同時包囲網を瓦解させる外交交渉
「秦使姚賈……齎(も)って金千斤、車百乗を持ち、南に荊(楚)を説き、北に燕・趙を説き、四国為(な)し、四国の約を破り、三国入って秦と為す。」

→ 楚・燕・趙・魏の四国連合を瓦解させた外交任務を高く評価され、千戸の食邑を与えられる。

『史記』巻六〈秦始皇本紀〉二十四年(紀元前223年)条

韓非の死
始皇帝(後の秦の始皇帝)は韓非の著作を読み、その才能を賞賛して会見した。しかし、李斯と姚賈は韓非の才能を妬み、「韓非は本国韓のために働くだけで秦には忠誠を尽くさない」と讒言。始皇帝は韓非を投獄し、結局韓非は獄中で毒を服して自殺させられた。

→ 姚賈は韓非の死に直接関与した人物として記録される。

『史記』老子韓非列伝(巻63)

📝 最後に

姚賈は、これだけの外交実績を残しながらも情報が少ない人物です。史記には若干の記載がありますが、戦国策には書かれてません。

秦は新たな趙攻略戦においても、李牧と司馬尚の武力を前に大苦戦します。彼らを排除するため、郭開に大金を送って趙軍の反間を画策するのですが、その役割を担うのが、どうやら姚賈になりそうな流れですね。

史料によれば、郭開への賄賂は王翦が行ったものであり、姚賈は関係してません。ここはキングダム・原先生の創作になるかもしれませんが、外交で暗躍していた姚賈であれば、王翦の謀略を忠実に実行できたかもしれないな…と想像すると、これまた上手い演出であるとも言えます。

楽しみになってきましたね。


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