絶訪シリーズ|天孫降臨の本丸・諸塚山(太伯山)に登る
以前の記事に、諸塚山のことを書きました。
機会があれば行ってみたいと思ってた場所へ、先日(2025年6月21日)、念願が叶い行くことができました。宮崎県にある諸塚山です。
天孫降臨の本丸、諸塚神社
諸塚山は、諸塚村北部、高千穂町との境にあります。この山の中にある諸塚神社・本宮は御祭神が二十八柱と大変多く、しかも天孫降臨以前の天神七代の祖神十三柱も含まれます。このような神社は他にないそうです。
『呉太伯の後裔である初代神武(カムヤマトイワレヒコ)の一族を安全な諸塚村周辺に保護していた…』という伝承があることから、この二十八柱は呉太伯の一族と見られています。なのに、なぜか全く有名ではないですし、信心深い方でも知らない人がほとんどではないでしょうか。
諸塚山
この山は簡単な気持ちで登る人を拒むかのようです。途中、明らかに空気が異なる空間(広場のようなところ)があり、そこが何に使われていたのか見当を立ててました。不思議な空間でした(後述します)。
本宮は崖の上にあります。この山への道すがら、幣立神社など有名な神社も多いエリアですし、高千穂の近くでもあるのですが、目もくれずに諸塚神社本宮を目指した一日でした。
6月はほとんど登山する人がいないようです。山中は平地より4℃ほど気温が低く、涼しかったですが、汗は引きませんでした。

五ヶ瀬川水系と耳川水系があります。九州北部から見ると、阿蘇山の裏側、高千穂の横。弥生時代あたりは、陸路ではなく水路でアクセスしたのでしょうね。

入山開始
西登山口の入口です。割と広めの駐車場がありました。

今回目指すのは諸塚山山頂ではなく、諸塚神社本宮(元宮)です。

山中には案内板が立ってるので、迷わずに歩けます。日頃の運動不足が祟って既に息切れが…(笑)

途中、本宮に向かうショートカットがあるのですが、ここがそこそこ危険。修験場のように険しいだけではなく、足場が岩で苔が生えてるので、注意してても滑りまくりです。
下記の画像の通り、ショートカットすると本宮の上から降りていく感じ。本宮がそもそも崖の上に立ってて足場がほとんど無いので、滑落したらちょっとヤバめです。

後ろがすぐ崖なので、引きの画像が撮れません。それにしても総ヒノキの立派な社殿ですね。

神武天皇御遊幸記念碑が、紀元二六〇〇年を記念して建立されています。(昭和十六年)


物理的には二十八柱の御祭神を感じることは出来ませんが、このような場所に祀られているということは、大変神聖な山であることは分かります。呉太伯の天孫降臨に想いを馳せました。
本宮に向かう山中は、木々が生い茂り、山道以外は足を踏み入れる場所がほとんどないのですが、ある一箇所、不思議な場所がありました。

画像では少し分かりにくいかもしれませんが、戦国時代の山中の陣地のような感じです。ここだけ開けていて、完全な平地。妄想ですが…弥生時代にはここで養蚕をして作業していたのではないでしょうか。
登山を終えて
諸塚山に登る方は、登山用の杖や水分、登山に適した靴など、しっかり準備して入山してください。登山初心者向けで登りやすいという情報も見かけますが、初っ端から木造の階段が続いてたり、軽い気持ちだと心が折れるかもしれません。特に諸塚神社本宮を目指す場合、頂上とは別のルートになるので時間も配慮してください。
今回、私は博多から諸塚山を車で目指したので、参考情報として以下を残しておきます。
■8:00 博多出発(車)
■11:00 諸塚山西登山口到着、入山
■12:15 本宮到着(登り所要時間 75分)
■12:20 下山開始
■13:50 登山口到着(90分)
■16:30 博多着
また、諸塚山から諸塚神社(本宮ではない神社)へ向かう道は、現在通行止めになってます。(県道50号)

GoogleマップやYahooカーナビだと、躊躇なく案内してしまうのでご注意を。
第2弾執筆のため、詳しくは書けませんが、本当に良い現地体験になりました。機会があれば、諸塚村の方に色々とお話を聞きたいです。
今回もお読み頂きありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
サポートありがとうございます。独自の取材・考察に使わせていただきます。