生きていた話。

こんにちは、
お久しぶりです。

たった2行もよそよそしく感じる程の、
月日が経ってしまったなと思います。
"少しだけでいいから思い出してね"の気持ちと
"読むなら覚悟して読んでね"の気持ちで、
書きたいと思います。

戻ってきた経緯を知らせる前に、
何かしらの説明はしておくべきだと。
ここ2年くらい、僕は沈黙した。

なるべくカジュアルに書きたいけど、
包めるオブラートがもう残ってないな。
それなりに言うこと、言わせてもらう。

あくまで、僕目線。
言わないことだってあるし、言葉も選ぶ。
匿名でしか言えないような一方的の
性根腐ったお気持ちがしたいわけじゃない、いいね?


心配かけてごめんねなんて言えない
思い出したくもない2年間。

つまるところ、
音楽を辞めようと思ってた。

ついでに人生もな。


僕は作曲家をしている。
大前提として、(未だ)売れたいと思っている。
当然だけど。

作曲家といっても、
フリーや作家事務所のそれとは違う。
アイドル・シンガー達と一つ屋根の下、ここまでやってきた。
しかし同じ箱の中で頑張るというのは、一長一短あると思っている。

・一長は、歌い手の人となりを知った上で制作が出来ること。最大の持ち味であり最大のメリット。

・一短は、歌い手の損失は僕らの損失、そしてそれはダイレクトに伝わる。逆も然り。

そもそも曲(仮にアイドルとする)を聴いて、
作曲家の"名前"まで調べる人がどれだけいるだろう。
全く無いとは思わないが、プロモーションでもない限り触れてもらう機会は少ないだろう。
ただそれは別に問題ない。むしろそれが普通。

"名前"を呼んでもらうために、どうするか
・自分の曲が最強になればいい。
・彼女達が少しでも売れてくれればいい。

箱に提供し続ける以上、僕だけ凄ければいいってもんじゃない。
そんな時代でもないし、そんな活動をしてきたわけでもない。
僕が出来る最善は後者、惜しみないサポートと努力をすること。そして継続すること。

そうすればいつか、
「〇〇の曲なら間違いない」日がやってくると信じてきた。

しかし、現実は甘くない。しかもかなり苦い。

昨今の脱退加入脱退、からの脱退。
いろんな事情があるのでしょう。知らないけど。
僕でさえTwitterで知るんだもの、
感傷に浸る隙も与えてはくれない。

いよいよ両手両足にも収まらなくなった頃、
あと何本指を折るのかと思うと流石にこたえた。

一人、また一人と失うたび
0からとは思わないが、また1からやり直すモチベーションを維持するだけで必死。
残されたメンバー達の気持ちは、計り知れない。

別に知りたくもないのに、"見たことある別人"が突如タイムラインに上がってくる。
"素直に応援したい子"もいれば、
"君はこれがしたかったんか?"と思う人もいる。
不幸になれとは1ミリも思わないが、幸せを願う余裕も僕には無かった。

こういうのを、表立って言わない方がいい事はわかってる。
でも、逆に触れない方が気持ち悪いくらいの数だとも思う。

何曲何時間消えたんだろう、って。
自己犠牲がデフォな僕が、そんなこと考えた事もなかった。


少し話を変えるよ。

僕は最初期から居る、いわゆる"中の人"。
グループは増える一方、作家の数はそれに比例しなかった。
常に提供先がある、仕事があるというのは本当にありがたいことだ。
彼女たちの成長を間近で見れるのも、非常にやりがいがある。

少ない作家でも、大きな会社に見せるために。

僕は「グループごとに色を付けたい」と思うタイプだ。
"子は親を選べない"じゃないけど、
基本的には曲を選べない彼女たちに、
それぞれ違って輝ける曲を用意したいと思った。
自分の見え方なんてどうでも良い。
「いろんなジャンルできるんだこのレーベル」って見せたかった。

バンド上がりの僕が、
知らないジャンルや手法を勉強したり、
楽器やプラグインにたくさんお金を掛けたり。
DTMerにとって普通の事かも知れないが、会社の為にそれなりに努力してきたつもりだ。
別に強制されたことはないし、僕の勝手かもしれない。

(持ち味やセンスが似通うのは良しとして)
「あいつの(あの会社の)作る曲、全部一緒だよな。」とは思われたくなかった。

とある頃から、外部の作家さんが介入するようになる。
いつかは覚悟していたことだ。
施策や戦略としても、十分に理解できる。
何年もsyvaさんやタカヒロさんとやってきたから、最初は受け止め方に困ったけどね。

一方その頃の僕は、レコーディングまでするようになっていた。
みんなの為に部屋を借り、防音室まで作ってね。
先に書いたような状況も相まって、以前のような制作ペースではなくなった。

その後も外注は、みるみるうちに増えた。
自分ならここまで、と決めていた線引きも
簡単に超えてくる。
幅を広げてきた自分が馬鹿馬鹿しく思うほどに、
"本物"の曲たちが集まるようになった。

果たして、僕である必要はあるのだろうかと。

"名前"を呼んでもらうために、どうするか
ある意味チャンスだとも思った。
作る人が増えたのだから、その中で自分が浮き彫りになれればいいと思った。
どう見えていたかは、わからない。

旅の最初からいる身近なモブより、
ネームドの方が大切に思えるのは当然。
「○○さんに作曲してもらいました!」が何よりのプロモーションである僕ら作曲家にとって、
"中の人"は不利だなと思った。
今さら、僕が作る度に呟くのも不自然だからね。

言葉だけで見れば、負け犬の遠吠えでしかない。
けど、言いたいことはそうじゃない。

"フェアじゃない"なと思った。

仮に同じ曲を、外に投げたとしたら。
今よりもっと、喜ばれる場所があるのではないかと。
その先で人が何人辞めようが、関係ない。
そんな醜いことを、思ってしまった。

それほどに、失われていく日々は辛かった。


ここ2年くらい、僕は沈黙した。

残念ながらここに書いたことが全てではない。
他にも様々な出来事が絡み合って起きている。 

どう見えるかな。
単なる会社批判に映ってしまうだろうか。

ここまで書いておいてなんだが、
僕はコドモメンタルのアイドルもアーティストも
好きだからここに居る、
ということは伝えておきたい。

ここに書いたことはもちろんのこと、
愚痴なら直接言っている。
会社にも、社長にも。
だけど、どうにもならないことだってある。

新しく入った人たちも、残されたメンバーたちにも、等しく頑張って欲しいと願ってる。

"生かされている"ということを忘れてはならない。


ここまで読んでくれた人、どうもありがとう。
失望した人がいたなら、ごめんなさい。

"音楽を辞めるつもりだった。"ということは続けることになるのだが、
あるきっかけがあって、ここに留まる事ができた。
今日はそれを伝える前に、伝えたい気持ちを書きました。

クリスマスイヴ、予定ない人はオンラインでいてね。
きっと、嬉しい報告が出来ると思う。
音楽の事で。

2年もおとなしくしていたぶん、
たくさん拡散してくれよな。

水谷和樹

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