【第4回】【八重瀬町施政20周年】八重瀬の農業と漁業。五感で楽しむ農水産。
ハイサイ!八重瀬町議会議員の秋田一成(あきたかずなり)です。
八重瀬町施政20周年を記念した連載シリーズ、第4回目はのテーマは八重瀬の「農業と漁業」そして「食」についてです。
広大な緑のさとうきび畑、どこまでも続く青い海。 八重瀬町にはこうした自然の「色」をたくさん感じることができます。そしてこの「色」は八重瀬を支える「農業と漁業」に深く関係しています。
今回は、この町の自慢の味と風景についてお話ししたいと思います。
1. 黄金色の原風景「さとうきび」と、私の原点
八重瀬町の風景を語る上で、絶対に外せないのが「さとうきび」です。 緑の細い葉、高く伸びた茎。冬になれば、穂が揺れて黄金色に輝きます。まさに沖縄の、そして八重瀬の原風景です。
学生時代はよく「キビ倒し(さとうきびの収穫)」の手伝いをしていました。 今思い出しても、あの作業は本当にハード。 一本一本切り倒し、葉を剥いで、きびを束ねて、担いでまとめて……。でも、作業が終わった後に飲むお茶や、おじー・おばーが準備してくれたおやつが、ものすごく美味しかったことを覚えています。

一本のきびが砂糖になり、私たちの生活を支えている。その背景にある農家さんの苦労を肌で知っているからこそ、この風景を、そしてこの町の農業を守っていきたいと強く思います。
2. 鮮やかな緑!甘くて肉厚!ぐしちゃんピーマン!
次にご紹介したいのは、八重瀬が誇るエース級の野菜、「ぐしちゃんピーマン」です。
八重瀬町(旧具志頭村エリア)は、沖縄県から「野菜生産出荷安定拠点産地」に指定されています。簡単に言えば「野菜のプロフェッショナル集団」が集まる場所。中でもピーマンは、肉厚でツヤツヤとした深い緑色が特徴です。※八重瀬町の新鮮野菜はこちら
「ピーマン嫌いな子供でも、ぐしちゃんピーマンなら食べられた!」なんて話はよく聞く話。お世辞抜きで本当に美味しいです!

これが私の食べ方
実は、この自慢のピーマンやオクラなどの地元野菜は、町内の学校給食にもしっかり取り入れられています。 地元の農家さんが愛情込めて育てた野菜を、地元の子供たちが食べて健やかに育つ。美味しい野菜が身近にあり、それを作る生産者さんの顔がわかる。地産地消を通して、このような地域の関わりは理想的な地域教育の一つだと感じます。
しかし、このブランドを守るのは簡単なことではありません。 気候変動や資材の高騰、そして農家さんの高齢化。農家さんが安心して「いいもの」を作れる環境を整えること。それが、八重瀬の未来を明るくすることに繋がると信じています。
※八重瀬の旬野菜についてはこちら
3. 海の恵みを食卓へ。イマイユ(鮮魚)を届ける「港川丸」
八重瀬の自慢は大地だけではありません。南部に目を向ければ、そこには広大な海、そして八重瀬の漁業を担う「港川漁港」があります。
ここで揚がる魚たちは、本当に鮮度抜群で種類も豊富です。 沖縄の食卓に欠かせないマグロはもちろん、肉厚で甘みの強いソデイカ(セーイカ)、そして初夏の訪れを告げるトビウオなど、季節ごとに豊かな「イマイユ(新鮮な魚)」が水揚げされます。

そして、その鮮度をそのまま町民の皆さんの元へ届けてくれるのが、移動販売車の「港川丸」です。
「港川丸」の姿が見えると、どこからともなく人が集まり、自然と会話が生まれます。 「今日のいい魚は何ねー?」「この魚はマース煮(塩煮)がいいかな、それともバター焼き?」 そんなやり取りが至る所で交わされます。
これは単なる魚の販売ではなく、ご近所さん同士が顔を合わせ、旬の味について語らう。港川丸は、立派な「地域のコミュニティ」としての役割も果たしています。

港川の潮風を感じながら、その日の朝に揚がったばかりの魚をいただく贅沢は、八重瀬町だからこそ味わえる最高のご馳走です。
4. 八重瀬の「美味しい」が集まる場所。観光物産協会
こうした「農」と「海」の恵みが一堂に会するのが、八重瀬町観光物産協会が運営する「南の駅 やえせ」です。 大きな赤瓦屋根と、中学生の卒業記念に植えられ、今や町のシンボルとなった「V字ガジュマル」が目印の観光拠点施設です。

2023年のリニューアル以降、観光物産協会の皆さんが直接運営を担い、八重瀬の「いいもの」にさらにスポットを当てた発信を続けています。 館内には、農家さん自慢の新鮮野菜はもちろん、販売累計10万個を突破した大人気の「新寿卵」など、八重瀬のプライドがぎっしりと詰まっています。
また、併設されている6つの飲食店も非常に個性的です。島ばななのスムージーや、地元野菜をたっぷり使ったタコライスなど、「八重瀬を食べる」体験ができる場所。2階の会議室や調理室では地域の勉強会や料理教室も行われていて、ここは単なる休憩所ではなく、人とモノ、そして新しいアイデアが交差する大切な拠点になっています。

「八重瀬にはこんなに良いものがあるんだ!」ということを、町内だけでなく県外へも届けていく。物産協会の皆さんと手を取り合って、「売る力」をさらに磨き上げることが、これからの八重瀬には必要不可欠だと思います!
※八重瀬町観光物産協会についてはこちら
結びに:ワクワクする「農」と「食」の未来へ
「進む八重瀬を、もう一歩先へ。」
私のスローガンですが、これは農業や漁業も同じです。 先人が耕してきたこの大地と海を、ただ守るだけでなく、次世代の若者が「八重瀬で農業をやりたい!」「漁師になりたい!」とワクワクしながら挑戦できる町にしたい。
ピーマンの鮮やかな緑。 港川の海の青。そして特産物を支える方々の汗。
これらの「八重瀬の色」を、これからもずっと繋いでいく。 絶やしてはいけない大事な宝物ですね。
皆さんも、今日の夕飯はぜひ八重瀬産の野菜や魚を選んでみてください。 一口食べるごとに、この町の力が体に染み渡るはずですよ!
一緒に、八重瀬の恵みを盛り上げていきましょう!
次回は最終回、これからの八重瀬町を考えてみたいと思います。
皆さんは子ども達に何を残したいですか?
【秋田一成からのお知らせ】 最後まで読んでいただき、ありがとうございます! 「進む八重瀬を、もう一歩先へ。みんながワクワクする町へ。」をテーマに活動しています。 皆さんのご意見やご感想を、ぜひコメント欄でお聞かせください。
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