クロロVSヒソカを考える。ヒソカは格落ちしたのか?
風の噂では自称無職になってしまったという冨樫先生。僕は復帰を信じてます。
って下書きしてたらHUNTER×HUNTER復帰のニュースきたよ!生きてて良かった!!!
さて、連載時、とんでもなく盛り上がったクロロVSヒソカにおけるクロロ共闘議論。
共闘したか否かはさんざん語り尽くされたと思うので、ヒソカの格という観点から考察してみたい。
共闘じゃないことに関してはこちらの意見に完全同意なので、これを前提に。
ヒソカの敗北と向き合う
なぜ共闘説があれほどに力を持ったかというと、みんなヒソカが大好きだから(それ以外もあると思うけど)。ヒソカが負けるわけがない、負けたってことは卑怯な手を使われたからだ!と思いたい。ヒソカの格が落ちることなど許されない。少なくとも僕はそうだった。
だが、少し待ってほしい。共闘じゃないからといって、ヒソカの格は落ちるのだろうか。連載再開に向け、冷静に考え、そしてヒソカの敗北と向き合おう。
圧倒的な不利条件
クロロとのタイマンを切望していたヒソカ。除念までしたのになかなか実現せず、結局クロロの指定する場所で、クロロが能力を揃えるのを待ってからの実現に。
この時点で、念能力の世界においては考えられないほどの不利条件である。
ハンター世界において、「相手に勝つ準備をする」ということは、「頑張って修行をする」とは全く意味が異なる。ゴン達はGI編、キメラアント編のいずれも、入念な準備をすることで、遥か格上に、自分達の能力の範囲内で勝利をおさめた(ゴンさんは準備関係ないけど、あの活躍がなくてもチームの目標である王の退治はできていた)。メルエムですら、初めから詰んでいたのだ。
スキルハンターによって、実質的には能力の範囲が無制限のクロロが万全な準備をするというのは、何でもありと同義である。予測のしようもない。
他方、ヒソカのアドバンテージはドッキリテクスチャーを知られていないという点のみ。
こんなの無理ゲーである。
クロロは自分の美学で能力の説明をして、あたかも制限プレイをしているように見せている。しかし、能力説明する前提で100%勝てる準備をしているんだから、よく考えれば制限でも何でもない。ずるいぞ団長!自分だけ株を上げやがって!「人とは本当に面白いな」的な台詞もっとください!
ヒソカ視点で考える
そんな不利条件でもヒソカは自分の勝利を疑っていなかった。クロロの能力開示にむしろ苛立ちを見せていたくらいだから、何でもありなのは望むところだったのだろう。
準備してもらうほど、膝を折った瞬間の快感が高まる的なこと言ってたし。
まあバトル自体はいいところなしで負けちゃったんですけどね。個人的にはもう少し善戦して欲しかったけど、分析力と狂気、死を前にした遊び心は相変わらず魅力的だったと思う。クロロが強すぎた。
知将揃いのハンターキャラとはいえ、完封しにきたクロロにヒソカ以上に善戦できるキャラはジンくらいしか思い付かない。ネテロだって専用の対策されたら無理では。
さて、読者視点で見ると、ここの「仕方なかったよね」というところで話が終わってしまうが、ヒソカ視点になるともう少し話が続く。
ヒソカにとってのクロロは、(特にお気に入りという点を除けば)おもちゃの1つでしかない。タイマンという遊び方にこだわった結果、護衛を取り除く過程で相手十分の条件に乗っただけで、遊び方は無数にある。
天空闘技場という舞台にあえて応じたのは、カストロ戦で腕を差し出した行為と同程度の行為。遊びの途中なのだ。腕じゃなくて命を持っていかれちゃってるけど。ただ、戯れに死のリスクを背負い、そこから生還というのはヒソカの狂気と不気味さを良く表していると思う。
返しのカウンターを顎にヒットさせるノリで、シャルとコルトピを瞬殺できるのは雑魚狩りとは全く違う。相手は戦闘員ではないとはいえ、旅団メンバーである。
そう考えると、格落ちも何も、ヒソカとクロロの戦いは終わっていないのだ。相手十分の条件で膝を折れなかったという意味では完全無欠感は薄れたかもしれないが、そもそもヒソカは大体のバトルで負傷している。元々完全無欠ではない。今までと今回の違いはうっかり死んじゃったという点だけである。今はピンピンしてるし、負けることを一切想定しないという自信も揺らいでいない。
まとめ
ヒソカに寄った考察になっているのは承知しているが、戦いの途中であること、ヒソカの自分が最強という自信は失われていないことからすると、格落ちしたという判断は早いと思う。5年たってるとかそういうことではなくて。
もちろん個人的な感想だが、そもそもキャラの格など読者の感じ方次第だ。僕はクロロを筆頭とする幻影旅団という魅力的なキャラと、格落ちしていないヒソカが戦うと考えて読むのが一番楽しめる。今回文字に起こして、改めてそう思えた。
このバトルを、旅団メンバーですらいつポロっと死ぬか分からない緊張感の中読むという贅沢を再び味わえるのだ。連載再開が嬉しくてならない。ヒソカの逆襲を楽しみにしたいと思う。
