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【いい人】「いい人」でやってきたのに、なぜか疲れている。その原因、性格ではありません。

◾️最初に


いつも周りに気を配って、波風を立てないように動いているあなたへ。

「物分かりがいい人」「頼りになる人」
そんなふうに見られながら、うまくやってきたのではないでしょうか。
大きな失敗もなく、人間関係で目立ったトラブルもない。
むしろ「助かってるよ」と言われることのほうが多い。

それなのに、
なぜか心の奥に、引っかかるものが残る。

上司の理不尽も、「仕方ない」と飲み込む。
部下の不満も、「自分が受け止めよう」と抱える。
同僚の間に入って、空気を整える。
誰かが困っていれば先回りして動き、
場が荒れそうなら、さりげなく火消しに回る。

全部を丸く収めるために、ずっと動き続けている。

気づけば、「自分がやったほうが早い」が口癖になっていませんか。
でもその裏で、言葉にならない疲れが、静かに溜まっていませんか。

体は動いているのに、どこか重い。
休んでも、完全には抜けない。
「もう少し頑張る…もう少し頑張る」
そう思って続けてきた結果、気づけば余裕がなくなっている…

私がこれまで見てきた中で、
人間関係に消耗していく人には、はっきり共通点があります。

それは、「気を配りすぎていること」です。

優しいとか、責任感があるとか、
そういう言葉で片付けられがちですが、少し違います。本質は、

「自分より先に、周りを優先してしまうこと」です。

特に、現場の中心にいる30代、40代。
上と下の板挟みになりながら、場を回している人ほど、この状態に入りやすい。
上からは結果を求められ、下からは理解を求められる。
どちらも無視できないから、結局、自分が間に入るしかなくなる。
その役割を、真面目にやればやるほど、あなたの負担は増えていきます。

「うまくやりたい」「嫌われたくない」
そう思うのは、自然なことです。むしろ普通です。
むしろ、それがあるからこそ、ここまでやってこれたはずです。
ただ問題は、その気持ちをずっと優先し続けてしまうことです。

一度うまくいったやり方は、無意識に繰り返されます。

「今回も自分が動けば丸く収まる」
その成功体験が、次の負担を呼び込む。
そしていつの間にか、
「断る」という選択肢が消えていく。
でも、その配慮が行き過ぎたとき、
あなたは知らないうちに「他人の期待」に縛られていきます。

頼まれていなくても動く。言われる前に引き受ける。期待に応え続ける。

それが続くと、
周りはそれを「当たり前」として扱うようになります。
評価されているようで、実は役割に固定されていく。

ここで、ある言葉を引用します。

「あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。人間の奴隷となってはいけません。」
ーコリント人への手紙第一 7:23


これは、宗教的な言葉に聞こえるかもしれません。

でも実際は、
「他人のために、自分を使いすぎるな」という、とても現実的な警告です。

自分の時間も、エネルギーも、判断も、
すべて他人に渡してしまう状態。
それは「優しさ」ではなく、ただの消耗です。

◾️個の自立と群れの力学


人間関係で疲れる人と、なぜかうまく回せる人。
この差は、性格でも能力でもありません。

「どう関わるか」を無意識に選んでいるかどうかです。

うまくやる人は、基本的に、一対一の関係を大事にします。
相手ごとに、ちゃんと向き合う。必要以上に広げない。
問題が起きても、すぐに周りを巻き込みません。
なぜなら、人が増えた瞬間に、話はややこしくなるからです。

「周りの目」が入ると、人は正しさではなく、立場で動き始めます。
そうなると、解決よりも「勝ち負け」になってしまいます。

一対一の関係は、シンプルです。
逃げ場がない分、お互いに自分の言葉で話すしかなくなる。
お互いが「自分の責任」を持っていれば、
ぶつかっても話は前に進みます。

そしてもう一つ、あなたが苦しくなる大きな原因があります。

それが、「みんなでやる空気」です。

個別につながるのではなく、
「一つのチーム」「一つの空気」として動こうとする関係。

一見、良さそうに見えます。
協力的で、あたたかくて、理想的なチームのように見えるかもしれません。

でもここに入ると、
誰かの問題が、全部あなたにも乗ってきます。

関係の境界線がなくなり、気づけば、自分の責任じゃないことまで背負っている。
さらに厄介なのは、人は「みんな」の中に入ると、別人のように振る舞うことです。

普段は普通の人でも、
「みんなが言ってるから」という理由があると、
簡単に人を責める側に回る。
本来なら言わないようなことも、平気で口にするようになります。赤信号、みんなで渡れば怖くないということです。

自分で考えなくなるんです。
だから、関係ない人まで口を出してくる。
しかも、その人たちは責任を取りません。
言うだけ言って、あとは空気に紛れる。
正しさではなく、「空気」で人を動かそうとする…

そこに巻き込まれると、どれだけ正しいことを言っても、うまくいきません。
むしろ、浮きます。
「空気が読めない人」として扱われることすらあります。
ここで無理に戦うと、消耗が加速します…

だからこそ必要なのは、
戦うことではなく、関わり方を変えることです。

有料部分では、この状態から抜けるために、

・相手との距離を戻す「沈黙」の使い方
・正しさで戦わない方法
・たった一つだけやること


ここを具体的に説明していきます。

「いい人」でいることをやめる必要はありません。
ただ、誰かの都合で動く人間になる必要はないという話です。

「誰のために動くのか」

それを自分で決められるようになったとき、
人間関係は、はっきり変わります。

流されて動くのか、選んで動くのか。
その違いだけで、感じ方は大きく変わります。

聖書が言う「自由」とは、一人になることではなく、
誰かに支配されない状態のことです。

そしてそれは、特別な人だけが手にできるものではありません。
少しずつ、選び方を変えていけば、誰でも手に入れられるものです。


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