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あの頃のワクワクが、今も私を動かしているのかも

高校時代さ、仲がよかった3人の内
ひとりが美術部に入ってたんだ
美術部って年に一度スケッチ旅行に行くって聞き
羨ましいなと思ってさ
自分も翌年入部しちゃったんだよね

入ってみたら、みんな油絵を描いててね
でも、あたしは油絵の道具買う余裕も無くて
ずっと水彩で描いてたんだ

それでも高校3年の時
水彩で公募展に出品できたんだよ
顧問の先生が立派な額を貸してくれてね
自分じゃ全く自信なかったんだけど
そのせいかなんとか入選できたんだ

それがきっかけで
絵を描くのがメチャクチャ楽しくなってさ
進学先は美術系って決めちゃってね
受験対策で昼休みと放課後に分け
別々の石膏デッサンをしてたんだ

部員の4名が本州の芸大を目指してたけど
あたしは受験の交通費も出せないからさ
地元の大学を希望するのがせいぜいでね

受験当日、実技試験教室に入ってびっくり
定員5名に30人も受験生がいるんだよ

試験終了30分前
デッサンの狂いに気づいちゃってさ
周りを見ると完成してる受験生もいるし
半分諦めて木炭を全部はたき落としたんだ
これでおいらも終わりだなぁって

結果的にはこれが良かったみたいでね
完成度は半分くらいだったんだけど
返って立体感が出たみたいなんだ
今考えるとこの時期が一番楽しかったなぁ


そんな思い出に浸りながら
ランプの笠を止めるリングを作り出した

できたリングを本体の首に
きっちり収めるんだけど
そのために首の加工が必要なんだ
まず、陶芸用のテープを巻き付けてから
フェルトペンでマークをつける


それをダイヤモンドヤスリで削るんだけど
手持ちで作業するとふらつくから
固定しやすいような台があると楽なんだ
それに固定して回しながらヤスリをかける

時々リングの内側に鉛筆を塗って
首に入れて回すと高いところが黒くなるよね
そこを削るとより滑らかになるんだ



そうやって何度も繰り返して収めていく
中央のように口金がぴったり収まるとOK
首の長さに余裕がない時はリングを削る
リングが短くなるだけの話だからさ



このリングに真鍮線をハンダ付けすると
ようやく笠受けが完成するんだ

こんな面倒なことをするなんて
我ながら暇人だと思うけど
楽しいからできるんだよね

  💙💛  🇺🇦 🇵🇸  🖤💚


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