決定打は苦肉の策だった
いやあ、ワールドシリーズ最終戦、見たかい。
ピッチャーが底をついた第3戦に続き延長だよ。
前の試合で投げた山本までリリーフしてさ
もはや「人手不足の残業シフト」感も漂ったよ。
スミスのホームランで決着したものの
観てるこっちもヘロヘロ。
予定外の展開で、一日まるごと仕事にならなかった。
でも、思ってもみない展開って案外身近にもあるもんでね。


丁度その前々日、秋に開催される陶芸フェスへ行ったんだ。
去年は出店側でミニチュアろくろを回してたから
見て回る余裕がなかったけど、今年はフリースタイル。
あっちの作家さん、こっちの元の陶芸仲間たちとの楽しい時間。
面白いものがあればすぐ質問、気に入ったら感想。
自由研究気分で歩き回っていたら‥‥‥
ふと目に入ったのが棚の上の小さな紫の花。
「ミニチュア生け花にぴったり!」
と身を乗り出したら、それがなんとミニ盆栽だよ。

けど、ミニ盆栽は展示品だし、売ってても手が出ないよ。
惜しいなあと思って横を見ると、ポット植えがなんと500円!
まるで延長11回でスミスが決めた一発のようで、即ゲット。
帰宅して花の名前を思い出そうとしたんだけど……
嬉しさでどこかに飛んでしまったようだ。
Googleレンズで名前を検索してみると
キイイトラッキョかイトラッキョのようだよ。

詳しく調べると、両端をカットし片側を水に入れ
片側を吹くと泡が出るのがキイイトラッキョ。
結果、泡が出た。

名前が確認できたところでお待ちかねの生け花タイム。
細い葉は心細いけど、芯の通った佇まい。
花器をくるくる回して、あ〜でもないこ〜でもない。
でも、どうにも締まらない。
花器の選択を間違えたのかなぁ。

ふと浮かんだのが、コリキだよ。
コリキはkojuroさんのミニチュア生け花に登場する
生け花を盛り立てる小さなハリネズミの焼き物だ。

小さな動物とミニチュア生け花のコラボだよ。
選んだのは、minimalanimal・高梨匠さんのうさぎ。
ミニチュアとはいえ本物にしか見えない作品だよ。

雪の中で花を見上げるように配置。
これよくない?
苦肉の策が思わぬ決勝打、って感じだね。
思えば、あの試合もこの生け花も
どちらも思いどおりにならない「予定外」からの
これぞ苦肉の策が生きたってとこかなぁ。

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