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米国における人工涙 点眼剤(EzriCare等)による緑膿菌感染アウトブレイク
事例概要
2022年5月から2023年4月にかけ、アメリカ各地でEzriCareおよびDelsam Pharma社製の人工涙(preservative‑free)の多くのボトルが耐性緑膿菌(VIM‑GES‑CRPA)に汚染されていたことが判明しました 。感染拡大と結果
全米18州で81人以上が感染報告
5人が永続的な視力喪失(permanent vision loss)
4人が眼球摘出(enucleation)に至り、1人が死亡したケースも確認されています 。
AP通信によると、58人の感染者中5人が完全失明し、1人が死亡したとの報告もあります()。
原因と対応
これらの人工涙は製造工程で汚染されたもので、FDAによる回収指示が2023年2月に出されました。その後CDCが感染の詳細調査と製品回収を実施しています 。
🔬 臨床報告:点眼用溶液自体の汚染で緑膿菌による角膜潰瘍
2022年11月、オハイオ州クリーブランドで72歳女性が人工涙点眼使用後に角膜潰瘍を発症。原因は緑膿菌で、使用ボトル内の点眼液が汚染源であったと報告されています 。
症例は学術誌 Antimicrobial Agents and Chemotherapy に掲載され、点眼液の汚染が角膜潰瘍の直接的原因と明記されています 。
✅ まとめ
生理食塩水にも殺菌力はなく、水道水や不衛生な環境で調製すると緑膿菌汚染のリスクが高まります。
特に「粘膜に直接接触させる点眼液や鼻うがい液」は、無菌である必要があるため、水道水や未滅菌液の使用は非常に危険です。
実際に失明例や眼球摘出に至る重篤な感染例も報告されており、安全な滅菌条件下での使用が必須です。
