わたしのターニングポイント。娘から父へ。
「ターニングポイント。」
みなさんもありますよね。ソレが起こったことで、これまでの価値観が変わること。
昨日までの自分と今の自分が別人になった感覚、ありませんか?
今日は数あるターニングポイント、その中からうち一つを紹介します。
それは父が病気になったこと。
ちなみに父は闘病後になくなっています。悲しい。なくなったことも、わたしの価値観を大きく変えました。人生は予想外に早く終わってしまうこともある、と身をもって体験しました。
それまでは「いつかやればいい」と呑気に構えていたんです。いつ病気になるか事故に遭うかわからないのに、気がつくと終わりなんかないと思っちゃう。
今は、やりたいことがあったら、やるようにしています。いつかくるそのときに後悔が少なくなるように。
いけない。今日は悲しい話をしたいわけじゃないんです。出してくれたハンカチはポケットにしまってね。
♢
父は、病気が判明してから活動的になりました。それまでも、趣味の農業や、毎日の晩酌、家族との旅行など充実した生活をおくっていました。
でも病気がわかって、「いつかできたら」を先送りしなくなったんだと思います。
父と母で長崎へ夫婦旅行にいったり、家族でシンガポールや中国へもいきました。
一方、病気にたいしては徹底交戦。最後まで諦めず、存在する薬は全てつかう、くらいの気概でした。
食らいつくように人生を諦めずに生きる父。
最後まで会社にもいき、日常を諦めなかった父。
そんな姿をみて、わたしはこれまで、とてもとても大きな勘違いをしていたことに気が付いたのです。
娘のわたしがいうのもなんですが、父はわたしにたいしてデロデロに甘い人でした。
「塾にいきたい」「OK」、「海外にいきたい」「OK」。反対されたり、怒られた記憶はほとんどありません。(実はこっそり母が止めていたらしい。) 夜中に、父が寝てる横でゲームをしていたら、怒られてケーブルを抜かれた。吹けば飛ぶようなこんなエピソードしかないです。
家族が大好きな人だった。母も、わたしも弟も父に愛されていたと感じます。
そんな父の愛情にたいして「父は家族のために生きている」、そんな壮大な勘違いをするのです。今となってはほんと、恥ずかしいし、あやまりたい。ごめんよ。
病気がわかって、自分の人生を必死に守ろうとする姿をみて、気がつきました。父は家族のために生きていない。
そうじゃない。家族が好きで、
「家族を大事にすることを選んだ、父の人生を生きているんだ。」
衝撃と同時に、これ以上ないくらい納得しました。言葉にすると小さな違いですが、これがわたしのターニングポイント。
♢
恥ずかしいついでに、告白すると、
好きな人の苗字と自分の名前をくっつけたことはありませんか?
唐突!でもちゃんと着地するから大丈夫。
結婚したら”〇〇ちゃわん”みたいな?
勇気をもって言おう。
わたしはやった。やったことがある。
なんかね、結婚したら、「これから2人一緒の人生。一頑張ろうね。」みたいな考えがわたしにはあったんです。これまで背負ってきた荷物を2人で分け合うみたいな。
父が自分の人生を生きているって気がついたとき、結婚もそうだなって思いました。
結婚しても、相手と一緒にいることを選んだ自分の人生を生きるんだって。
これって、わたしの中では大きな変化でした。これまであった、「2人の人生を一緒につくっていく」って、弱ったら支えてほしい、そういう気持ちがあったんです。結婚にたいしてだけじゃなくて、どこか甘えがあったの。
「困ったら、自分の人生を誰かにあずければいい」ていう。
もうね「違うわ!」と。誰といようと「自分の人生を生きる」と今は思います。
もちろん色々な考え方があります。ただ、わたしは父の生き方がいいなって思った。誰かを頼らないという意味ではないし、人に支えらている部分は絶対にあるんだけど、それでも自分で作っていくんだ、って定まった感じ。
アイデンティティが強烈に確立されました。
あまりに強烈すぎて、他の人をはね返すくらい、なんか無敵になってるんだけど(笑)。
ここで純粋なギモンが。結婚についてたくさん書いているけど、
結婚する予定があるの?
ないよ!
メンタルは弱いんだけど、魂がマッチョになりました。辛いことがあっても、挫けても、自分で選んで作っているんだって。今はその過程なんだって思います。
地に足ついたというか、もはや、めり込みながら、ツルハシもって人生を開拓しています。自分の人生は誰にもゆずらない、みたいな。もともと頑固なんですが、よりいっそう頑固になりました。
父よ。娘はあなたの生き方をみて、魂がマッチョになりました。
ツルハシを持って、自分の人生を切り開いています。
うれしいよね!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
また次の話でお会いしましょー!
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