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池波先生、うどんで一杯【街角パンフレット採取記 第1回】

「うどんで酒が飲めるか!」

かなり前、そんなことを言われました。
私は池波正太郎先生の作品が好きです。
とくに『剣客商売』で、蕎麦屋で酒を飲む場面。
あれはもう、江戸の粋そのものです。

冒頭の一言、これは友人の言葉です。
『行け!稲中卓球部』の井沢ひろみの如く、池波作品にハマり過ぎて倫理観がぶっ壊れてしまった男です。
その友人を連れて香川県のうどん屋さんを巡っていた途中、酒を勧めたところで言われてしまいました。

「蕎麦屋で酒を飲むのは粋だけど、うどんで酒が飲めるか!」
あまりにも腹が立ったので、この後に「がもううどん」の刑に処して、うどんの美味さと素晴らしさを教え込んでやりました。

それでも、この友人は最後までうどんで酒を飲みませんでした。
それが私の心に暗い影を落としていたのです。

私の癖と妻との死闘

少し話がそれます。
私は街角を歩くのが好きで、よく散歩をしています。
その時に面白かったり変だったりするパンフレットを見つけると、ついつい持って帰ってきてしまいます。

妻にそれを見つかってしまうと、「邪魔」と言われて捨てられてしまいます。
実際、これまでに採取したパンフレットの大半はすでに処分されました。

そこで何か記録に残すことができないかと考え、捨てられる前に採取したパンフレットを記事に残そうと思ったのです。

今回、街角で池波先生の墓前に供えたいパンフレットを発見、採取したので紹介します。

無論、無礼な友人にはパンフレットの写真を送り付けてやりました。

パンフレットに載っているお酒とうどんまでは送ってません。
どうしても欲しかったら、とっとと香川県に来たら良いのです。
(会って、お酒も飲めますしね。)

採取ラベル

標本名:うどんに合う酒、酒に合ううどん
採取地:香川県高松市 香川県庁東館
採取日:2026年3月5日
採取者:ケチャップ
レア度:★★★☆☆ (普通に置いてる)

観光パンフレットの群れに紛れているところを捕獲しました。
1枚の紙を2つ折りにしたパンフレットです。
2つ折りにした表紙の片面に「うどんに合う酒」、もう片面に「酒に合ううどん」を紹介しています。

お酒は、うどんや出汁に合うように開発された日本酒で、香川県の有名な酒造である綾菊酒造、西野金陵、小豆島酒造がそれぞれ商品を出しています。

表紙片面の「うどんに合う酒」の面、どれもうまげな感じのお酒です。


うどんは、讃岐うどんのための小麦「さぬきの夢」、香川県の特A評価のお米「おいでまい」、県内で作られた香川茶で作られています。

表紙片面の「酒に合ううどん」の面、ざるうどんが推しなのか?

内側は、「うどんに合う酒」「酒に合ううどん」が楽しめるお店と販売店が紹介されています。

結構な数のお店が提供しているようです。

個人的には、私の好きな「讃岐食堂」のほか、私が以前に書いた記事で紹介した(良い意味で)狂ったお土産屋さん「四国ショップ88」があるのがポイント高いです。

うどんで一杯、やっていくかい?

香川県はなんでもうどんかーー。

そう思われるでしょうか。
まあ、実際、その部分は大きいです。

「うどん県。それだけじゃない香川県」とは言うものの、やはりうどんの影響が強いです。

そんな情熱が、うどんの様々な可能性を引き出しています。

池波先生がご存命でしたら、うどんで一杯やって「悪くないね」と言ってもらいたかったです。

個人的には、パンフレットのうどんも美味しそうですが、味が濃厚な釜玉うどんで一杯飲むのが好きだったりします。
(うどん県民の皆様、邪道だったらごめんなさい)

うどん前がない理由(note記事紹介)

蕎麦を食べる前にお酒を飲むことを「蕎麦前」と言うそうです。

なぜ、「うどん前」はないのか。

ミヤーンさんという方が、その理由を面白くnote記事で解説されています。
勉強になったので紹介します。

これを知っていれば、あの友人に少し優しくできたかもしれません。

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