TBS日曜劇場GIFTの大罪:引き算ができずに、ついに視聴者に届かないタイトルの意味を主演者が語りだしてしまった…
実は、もう見なくてもいいと思うほど、興味がなくなっていたんですけど、昨日6月8日のラス前のエピソードを偶々、観てびっくりしました。
ついに、主人公の伍鉄教授が、ドラマタイトルの意味とテーマを語り始めたんです「このチームはGIFTなんです…」とかなんちゃらかんチャラと。つまり、テーマが視聴者に届かないので、主人公のセリフで説明するという恥ずかしさ…。こんな脚本信じられません。
伍鉄を残して、涼(山田裕貴さん)をラスまえで、退場させるこのドラマの本性も許せません。山田裕貴さん、本田響矢さん、細田佳央太さん、宮﨑優さんという若手の超有望株をそろえて、視聴者に見せたかったのは伍鉄のドラマですか?
若手が皮肉にもみんなブラックホールに堕ちて、残った伍鉄星が弱く輝くストーリーを描きたかったんでしょうか?
ドラマのテーマと真逆に、キャストが頑張れば頑張るほど、ドラマのテーマや中核が見えなくなるんです。玉森さんや山口さんが頑張れば頑張るほど、伍鉄一家再生のフアミリードラマになるんです。麻生祐未さんや 菅原大吉さんが頑張れば宮下家再生のフアミリードラマになってしまうんです。
安田さんの涙と、細田さんの闘志が、車いすラグビーの素晴らしさと厳しさを伝えていたのに、上記の家族再生ドラマ組に、輝きを奪われてしまいました。
役者さんがみんな頑張って個々の光りを放ち、他の役者の輝きを奪う自滅ドラマです。
私の好きな、石井裕也さんの「町田君の世界」と正反対のドラマです。豪華脇役の熱演で、中心の若手が輝く手法です。
中年の伍鉄教授の家族再生ドラマなら最初っからそう言ってください。山田さん、本田さん、細田さんの青春群像/車椅子ラグビードラマかと思ってしまいました。むかしの、偽物感あふれるカニカマ?
せっかく、リプートのよいバトンをVIVANTに繋げるかと思ったのに残念な引き算ができないドラマでした。
間違い探し?でも何に出会えたのか?
菅田将暉 『まちがいさがし』
