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フジTV「さよならノワール」Ep.05: 緻密な素っぴんメイクと小池表情筋演技のコラボが凄い!丁寧さが目立つドラマですね、今次夏ドラマトップです。(但し、VIVANTを除く)

 今週のゲスト(佐久本宝さん)は、先週のイケメン新人岩瀬洋志君とは違い、なかなかの濃い味演技で対抗されてました。どこかで見た上手な不器用さと卑屈さの表現力は、NHK朝ドラ『エール』の主役古山裕一(窪田正孝さん)の弟役を好演していた俳優さんですね。さすがに、キャリア豊富な若手の役者さんでした。
 今回も、反社から立ち直りたい、恩返ししたいというパラドクスを上手く演じていました。良かったです。

 このドラマは、ストーリーもプロットも普通ですが、作りが緻密で、役者さんが、井上さんの脚本を丁寧に演じています。
 このドラマの小池さんの素っぴんメイクも凄く印象的です。
 おそらく「ノーメイクに見えるメイク(すっぴん風メイク)」をかなり徹底しています。特徴としては、

  • ファンデーションのツヤを抑え、肌の質感をあえて残している。

  • 目元はアイラインやマスカラを控えめにし、目力を作りすぎない。

  • 眉もきれいに描き込みすぎず、自然な太さと毛流れを生かしている。

  • リップは血色が少しある程度で、口紅を塗っている印象を消している。

  • 照明も柔らかく、顔の陰影を生かす撮影で「生活感」を出している。

 そのため、「ほとんどノーメイクなのかな?」と感じますが、実際にはかなり計算されたメイクである可能性が高いのでは?

 もともと、小池栄子さんは表情筋の使い方が非常に巧みです。目を大きく見開いたり、涙を強調したりするのではなく、口元や視線、わずかな表情の変化だけで感情を表現するので、犯罪被害者に寄り添う主人公の静かな強さが伝わってきますね。
 『新宿野戦病院』のような強烈なキャラクターとは正反対で、今回は「演技を前に出さず、人物そのものに見せる」タイプの芝居になっているのが、小池栄子さんの高い演技力を感じさせる理由の一つだと思います。

 正直、小池栄子さんは既に、大女優レベルですね。ただ濃いキャラなんで、薄味役や脇役ができるか、ちょっと心配してましたが、今回の演技では、何でもできそうな感じですね、老け役や受刑者なんかもいいかも。NHK大河『鎌倉殿の13人』あたりからの活躍がすごい。

 鎌倉殿の13人ぐらいまでは、男女ツートップの濃い味のサポート側でしたが、新宿野戦病院あたりからワントップになってきました。

 しかし、北伽耶さんってすごいですね、毎回同じコメントで恐縮ですが、小池栄子を向こうに回しての横綱相撲、毎回あきれています。

 やはり、井上さんは凄い、令和でも、低予算でもこんなドラマ作れるんですね。「きらきらひかる」と「緊急取調室」あわせたような良質作品です
 一話一話のランプアップも順調ですよね、
 でもテーマである「さよならノワール」は、誰がなにから、さようならなのか?黒木さんから?闇社会から?心の闇から?
 来週には、かつての上司、山崎係長(渡部篤郎さん)の現状が少し見えてくるかもしれませんね?

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