人生は、少しずつ軽くなっていく
■はじめに
「昔のほうが元気だったでしょう?」
そんなことを聞かれることがあります。
確かに体力だけを比べれば、20代の頃のほうがあったかもしれません。
でも、心はどうだろう。
そう考えると、私は今のほうが軽やかに生きられている気がします。
高校を卒業して20年。
成人して18年。
振り返ってみると、人生は決して楽なことばかりではありませんでした。
それでも不思議なことに、年齢を重ねるほど心は少しずつ軽くなってきました。
今日は、そんなことについて書いてみたいと思います。
■若い頃は、何でも背負い込みすぎていた
20代の頃の私は、「頑張ること」が正しいと思っていました。
頼まれたことは断らない。
期待には応えなければいけない。
人に迷惑をかけてはいけない。
そんな思いが強くありました。
だから、無理をしてでも頑張っていました。
疲れていても「まだ大丈夫」と言い聞かせる。
嫌なことがあっても我慢する。
その積み重ねで、自分でも気づかないうちに心は重たくなっていました。
当時は、それが普通だと思っていたのです。
■すべてを手に入れなくてもいいと気づいた
若い頃は、あれも欲しい、これも手に入れたいと思っていました。
仕事でも結果を出したい。
人間関係もうまくいかせたい。
趣味も充実させたい。
誰からも嫌われたくない。
理想ばかりが大きくなっていました。
でも現実は、すべてを同時に手に入れることはできません。
何かを選べば、何かを手放すことになります。
それに気づいてからは、「全部じゃなくてもいい」と思えるようになりました。
そうすると、不思議なくらい心が軽くなりました。
■人と比べる時間が減った
学生の頃も、社会人になってからも、周りと比べることがたくさんありました。
同級生の結婚。
昇進。
家や車。
収入。
SNSを見れば、誰かの幸せそうな毎日が目に入ります。
以前の私は、そのたびに焦っていました。
でも今は、「その人にはその人の人生がある」と思えるようになりました。
比べる相手は昨日の自分。
そう考えられるようになってから、心の中にあった焦りは少しずつ小さくなっていきました。
■「できない自分」を認められるようになった
昔は、苦手なことを認めるのが嫌でした。
できない自分を見せたくありませんでした。
だから無理をしていました。
でも、年齢を重ねるにつれて考え方が変わりました。
向いていないことは、無理に続けなくてもいい。
苦手なことがあってもいい。
完璧ではなくてもいい。
そう思えるようになったのです。
自分を責める時間が減ると、それだけで人生は少し軽くなります。
■手放したものが、心に余白を作ってくれた
人生は、何かを増やすことばかりではありません。
減らすことも、とても大切です。
見栄を手放す。
無理な付き合いを手放す。
必要以上の物を手放す。
「こうあるべき」という考え方を手放す。
私は少しずつ、それらを手放してきました。
すると、心に余白が生まれました。
その余白があるからこそ、本を読んだり、散歩をしたり、静かな休日を楽しんだりできるようになりました。
以前より笑顔で過ごせる時間も増えた気がします。
■遠回りだったからこそ見えた景色
私は決して順調な人生を歩んできたわけではありません。
転職もしました。
引っ越しも経験しました。
借金を返済するために節約した時期もあります。
思い通りにならないことのほうが多かった気がします。
でも、その経験があったからこそ、人の痛みに気づけるようになりました。
失敗した経験があるから、挑戦する人を応援したくなります。
苦しかった時期があるから、穏やかな毎日に感謝できます。
遠回りは、無駄ではありませんでした。
私の人生を少しずつ優しくしてくれた時間でもありました。
■幸せの形も変わってきた
20代の頃は、「特別な何か」が幸せだと思っていました。
でも今は違います。
朝、気持ちよく目が覚めること。
健康に仕事へ行けること。
休日にゆっくり本を読むこと。
自炊したご飯を美味しいと感じられること。
noteで記事を書き、読んでくださる方がいること。
そんな何気ない毎日に幸せを感じています。
大きな幸せを追いかけるより、小さな幸せを見つけられるようになったこと。
それも人生が軽くなった理由の一つだと思います。
■人生は、少しずつ軽くなっていく
もちろん、今でも悩むことはあります。
将来への不安もあります。
仕事で落ち込む日もあります。
でも、昔のように一人で全部抱え込むことは少なくなりました。
「何とかなることもある。」
そう思える経験を積み重ねてきたからです。
高校を卒業して20年。
成人して18年。
ここまで歩いてきた時間は、決して平坦ではありませんでした。
それでも、その一歩一歩が今の自分を支えてくれています。
■おわりに
若い頃は、「人生は年齢を重ねるほど大変になる」と思っていました。
でも実際は少し違いました。
経験を重ねることで、不安との付き合い方を覚えました。
失敗しても立ち直れることを知りました。
無理をしない選択も覚えました。
だから、人生は少しずつ軽くなっていくのだと思います。
体力は少しずつ変わっていくかもしれません。
でも心は、経験を重ねるたびに軽くなっていける。
私はそう信じています。
これから先も、焦らず、自分の歩幅で。
たくさん抱え込む人生ではなく、本当に大切なものを大切にする人生を選びながら、一日一日を積み重ねていきたいと思います。
人生は、思っていたより長く、そして思っていたより優しいものなのかもしれません。
だから今日も、肩の力を少し抜いて、自分らしい一日を歩いていこうと思います。
ここまで、この記事を読んでいただきありがとうございます🙇
