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drunk3405
3話. エリート営業部長の「極端すぎる」リセットボタン。
そもそも、なぜ私が新潟の山のてっぺんで、
熊や猪と鉢合わせる恐怖に怯えながらキノコを識別する羽目になったのか。
その元凶……もとい、発起人は私の夫である。
彼は誰もが知る某有名企業の「営業部長」。
日々、数字とノルマ、そして複雑怪怪な人間関係の荒波に揉まれる、いわば「THE・都会の戦士」だった。
だがある日、彼の心のブレーカーが音を立てて落ちてしまった。
「もう人間社会をシャットダウンしたい」。
そう言い残して彼が購入したのは、マイホームではなく「ただの山林」。
しかも、家どころか平地すら怪しいガチの茂みである。
