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日本株、最高値ラッシュは本物だ


土曜の朝、静かな一週間の後に振り返ってみて、私は改めて確信した。**この相場は本物だ。**8月14日の東京株式市場、日経平均株価は前日比405円21銭高の6万8713円80銭で引け、4営業日続伸となった。TOPIXに至っては8営業日連続で最高値を更新している。週足でみれば実に3107円09銭の上昇だ。長年この相場を見てきた私の肌感覚からしても、これは一過性の陽炎ではない。

■ AI半導体、そして押し寄せる資金

今回の上昇を牽引したのはやはりAI・半導体関連だ。アドバンテストやパナソニックホールディングスが高値を更新し、これまで物色の輪から外れていた銘柄群にも資金が波及し始めている。**相場の裾野が広がるとき、それは天井ではなく踊り場である。**これが長年相場を見てきた私の実感だ。加えて米国の7月生産者物価指数が市場予想を下回り、FRBの早期利上げ観測が後退したことも、輸出関連株への追い風となった。

一方で見逃せないのが為替と物価だ。ドル円は159円台での推移が続き、円安基調は崩れていない。7月の企業物価指数は前年比+7.2%と2カ月連続で7%を超えた。輸入インフレは根強く、日銀の出方次第では相場の風向きが一変しかねない。楽観一辺倒で臨んでいい相場ではないことは肝に銘じておきたい。

■ 急騰した中小型株、5銘柄を見よ

大型株の陰で、中小型株にも強烈な資金流入が起きていることを見逃してはならない。8月14日、値上がり率上位に躍り出た銘柄を挙げる。

**オリジン<6513>**は前日比+300円の1376円まで急騰、上昇率は27.9%に達した。4〜6月期は営業黒字に転換し、通期計画を超過したことが好感された。

**東京ボード工業<7815>**は387円まで上昇し、上昇率26.1%を記録。木材・建材関連の見直し買いが入った。

**誠建設工業<8995>**は1580円まで買われ、上昇率23.4%。

**メドレー<4480>**は2677円まで上伸、上昇率23.0%。中間期営業益67%増に加え初配当実施の発表が大きな援護射撃となった。

**ワンキャリア<4377>**は前日比+391円の2557円まで急騰。第2四半期の経常利益23億9000万円という好決算が評価された。

振り返れば、今年の日本株市場は幾度となく「もう天井だ」と囁かれながら、その都度上値を切り上げてきた。悲観論に流されて降りた投資家ほど、後になって悔しい思いをしている。**相場を動かすのは需給と業績であり、ムードではない。**この原則を忘れずにいたい。

これら中小型株の急騰は、投資マネーが大型AI関連だけに偏らず、業績という原点に立ち返りつつある証左だと私は見ている。決算という現実を伴った銘柄こそが選別される局面に入ったのだ。派手なテーマ株を追うより、数字で語れる銘柄を拾う方が結局は報われる。これは何度も相場で繰り返されてきた摂理である。

来週以降、日経平均は68500円から69600円のレンジが意識されるだろう。だが数字のレンジよりも重要なのは、資金の質が変わりつつあるという事実だ。物色の波は必ず次の銘柄へと移る。乗り遅れないためには、日々のランキングに目を凝らす他ない。相場は待ってくれない。動くのは今だ。


※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資は元本割れのリスクを伴います。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。

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