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クビ差勝ちでもイクイノックスが強い理由。宝塚記念の過去5年を自分の予想込みで振り返ってみる

考える要素の多い宝塚記念は予想が難しいレース

有馬記念ほどではありませんが、宝塚記念も紛れる可能性もある内回りで、なおかつ梅雨時期ということで、ガチンコ感の薄いレース。

最近は「熱中症」の可能性まで考えないといけなくなっていますし、天気だけでなく、気温のほうも考えながら、1週間に渡って天気予報とにらめっこしています。

気候のいい晩秋で、大きなコースで行われるジャパンカップこそがチャンピオンレースで、ファン投票で行われる宝塚記念、有馬記念は「お祭り」と言うと、有馬記念信者に怒られてしまいそうですが、僕はそのような認識を持っていますし、ゆえに波乱の可能性があるとも思っている。

僕の予想もそれを意識したものになっているのでは……と思っているのですけど、実際はどうなんでしょうね(笑い)

さっそく、振り返ってみましょうか。

▪️熱中症を嫌った予想が大失敗に

2025年の結果は以下の通りでした。

1着 △メイショウタバル (7番人気)
2着 ○ベラジオオペラ  (1番人気)
3着  ジャスティンパレス(10番人気)

このレースを迎えるにあたり、充実度も含めて、中心にふさわしいのはベラジオオペラと思っていました。

ですが、ロードカナロア産駒は極端に暑さに弱く、ベラジオオペラはそれを公言していた馬でもありましたよね?

僕はそこが気になってしまったので、2番手の評価に。

代わって期待したのは大阪杯で能力を見せた◎ヨーホーレイク(5番人気)だったのですけど……驚いたことに彼が熱中症のような症状を見せてしまったんですよ。

最下位の17着が力通りの結果ではないのですが、これが影響したのか、いい頃の状態が最後まで戻ってこなかった。

夏の競馬を使うリスクを改めて知ったレースでしたね。

ベラジオオペラも大変だったみたいですが、彼はなんとか耐え抜いての2着。負けて強しと思ったレースでした。

今年も出走予定のメイショウタバルの勝利は、色々な背景もあって、トレセンにいるほとんど全ての人が祝福していたはず。

当然、連覇を期待してもいいと思います。

▪️渡辺さんと一緒に見た宝塚記念

京都に住んでいる僕が、京都競馬場でやってくれた宝塚記念にも関わらず、なぜか東京本社に出張して、渡辺薫さんと一緒にテレビで見た宝塚記念です(苦笑)

早速ですけど、2024年の結果はこのようなものでした。

1着 ○ブローザホーン  (3番人気)
2着  ソールオリエンス (7番人気)
3着 △ベラジオオペラ  (5番人気)

ピッチで走る◎ドウデュースが道悪を苦手にするとは思いませんでしたし、厩舎のジャッジも「むしろ歓迎」だったのですけど、あの驚異的な脚の回転を見ることができませんでした。

結果は6着。

悔しいですけど、合わなかったと考えるべきでしょうし、トップスピードを武器にしている馬の道悪はマイナス。

それを秋の東京で思い知らされた次第です。
日々、勉強ですね。

このレースは道悪の恩恵を受けた2頭がワンツーフィニッシュを飾りました。

これはラッキーライラックを担当した丸内さんが言っていたことなのですが、「体重の重い馬ほど、道悪で体が沈んでしまう。パワーがあることと道悪の巧拙は違うんです

それを証明する形になったのが、この年の宝塚記念で、出走馬では飛び抜けて体重の軽かったブローザホーン(428キロ)が1着、2番目に軽かったソールオリエンス(460キロ)が2着でした。

非常に参考になる意見だったなと思いますし、ゆえに518キロもあったベラジオオペラの3着は、上位の2頭よりもすごいことだったのかもしれません。

▪️イクイノックスだからこそ……驚きを感じたクビ差の勝利

2023年の結果はこのようなものでした。

1着 ◎イクイノックス  (1番人気)
2着 △スルーセブンシーズ(10番人気)
3着 ○ジャスティンパレス(2番人気)

栗東トレセンのウッドに初めて入った日のイクイノックスの姿を僕は忘れられません。

いい馬だから?
全く逆です。

キャンターに下ろした最初の一歩目で「これはダメだな」と思いました。

一緒に栗東へ入厩してきたジオグリフは決して柔らかい馬ではありませんが、こちらのほうが「柔らかい」と感じたほどでしたからね。

実際、宝塚記念の1週前くらいまでは、負ける可能性をかなり感じていて、関西の調教師さんからも、「イクイノックスってあんな馬なんですか? 大丈夫なんですか?」と聞かれていたほどだったんです。

いや、本当に負けると思っていました。

でも、レース週の追い切りで、「能力の7割から8割くらいは出せるかな」と思う動きをしてくれた。

それなら……の◎ではあったんですけど、それでも負ける可能性はあると。

だからこそ、イクイノックスの強さを再確認したレースであったと僕は考えています。

逆にイクイノックスと同じ栗東滞在組だったスルーセブンシーズは本当に素晴らしい動きを見せていました。

取材は大変ですけど、全ての馬の追い切りを栗東のウッドで……それも朝のラッシュを避けた時間帯に追い切ってもらえれば、結構な精度で予想は当たると思いますし、その自信はありますよ(笑い)

スルーセブンシーズはドリームジャーニーの産駒で、父と同じピッチ走法。
これも阪神内回りにドンピシャでした。

3着もわかりやすかったですし、この年はいい宝塚記念でしたね。

▪️タイトルホルダーにまたまたやられる

2022年の結果は以下の通りです。

1着 △タイトルホルダー (2番人気)
2着 ◎ヒシイグアス   (5番人気)
3着  デアリングタクト (4番人気)

僕はタイトルホルダーの良さが最後までわからず、それはパドックや返し馬で馬を見てもそうだったのですけど、この時期になってくると評価を大きく下げるわけにはいかないな……と。

それでも、この評価でしかなかったところに、僕の同馬に対する見る目のなさがわかってもらえると思います。

大阪杯で全くいいところのなかったエフフォーリアには疑問を持っていたので、それ以外から◎を選択。

◎ヒシイグアスは悪くない予想だったと思いますが、あの着差ですからね。

自分としては完敗のイメージ。アタマの馬券しか持っていませんでしたしね(苦笑)

▪️しぶとい2着馬の走りに驚き

2021年は圧倒的な人気を集めたクロノジェネシスが勝ちました。

1着 ◎クロノジェネシス (1番人気)
2着  ユニコーンライオン(7番人気)
3着 ▲レイパパレ    (2番人気)

多くの人の感想と思いますが、2着の「ユニコーンライオンさえいなければ……」のレースでしたね(苦笑)

3着が順当だっただけでなく、4着は3番人気のカレンブーケドール、5着は5番人気のキセキ。誰でも買っているところですから。

4コーナーでの手応えの差を見れば、レイパパレがユニコーンライオンを交わして、その後ろにいたクロノジェネシスとの一騎打ちになるかと思うもの。

しかし、ユニコーンライオンは実にしぶとかった。

あの状況から差し返すとは思っていなかったので、ただただ驚いた記憶があるレースです。

▪️私情を挟んでいるわけではないけど

振り返れば、友道厩舎の馬に◎のときは惨敗
それ以外は2勝、2着1回。

2勝は圧倒的1番人気馬のものですけど、ヒシイグアスもいるので一応は合格点かと。

今年はスティンガーグラスが該当馬ですが、◎にはしなかったので、それなりに期待できる宝塚記念になるのかな?

個人的にはスティンガーグラスに勝ってほしいですし、応援はしていますけど。

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松浪大樹(競馬記者) よろしければ応援お願いします!!いただいたチップは若手記者の餌付け代、もしくは関係者とのゴルフ代……これから先の活動にのためのガソリンにさせていただきます!!