【詩のようなもの】 或るインタビュー 《風まかせ文芸部》
真紅は
混じり物のない
赤です
あるオフィスの
火災現場で
それを見ました
20階部分から
火の手が上がり
それより上層に
いた人たちは
降りられなくなった
ある男性が
ビルから飛び下りて
私は警官として
そこに居ました
通りに
その人の
混じり物のない
その人の血が
流れていました
手に
何かが握られていて
それは
シルバーの
ロケットでした
少し
破損はしていましたが
中には
女性の写真があり
聞くと
奥様である
とのことでした
後日
そのロケットを
届けに行き
奥様に会いました
おそらく
ロケットが
わずかな破損で
済んだのは
ご主人が
強く
大事に
握っていたから
絶望したのではなく
あなたの元に
帰ろうと
したのではないかと
思いますと
伝えました
奥様は
ロケットを
握りしめて
泣き崩れました
それが
正しいことだったのか
どうかは
わかりません
ですが
そう
伝えるべきではないかと
思ったのです
*こちらに参加させていただきました🙇♂️
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