【エッセイ】物語を書くとき
物語を書くとき。
私はいつも、何気ない日常の端から、少しだけ景色をお借りしています。
揺れる通勤電車。たまの出張。仕事の合間の雑談。
少しお酒の入った席で、友人からこぼれる恋の話や家族の話。
日常には、物語の欠片がそこら中に散らばっています。
そっと拾い集めた人間観察に、私のほんの少しの過去の体験と、たくさんの本達に貰った想像力を加えて。
お気に入りのシチュエーションを「引き出し」に収納して、時間をかけて物語へと落とし込んでいく。
でも、そうやって彼らの不器用でもどかしい距離感を描いていると、私自身が彼らに惹かれたり、同調したり、ふと立ち止まって考え込んでしまうことがあります。
ひとつの物語と向き合う余白に、私自身の感情や言葉たちが、確かな輪郭を持ち始めるのです。
そんな、物語に行き詰まったときの「深呼吸」。
私は、あふれそうになった言葉たちを忘れないうちに、エッセイとして一気に書き留めます。多い時には日に数本。
日常の欠片を集めて、フィクションを紡ぐ。
そして、そこからこぼれ落ちた私自身を、また文字にして。
今日も下書きのフォルダでは、お気に入りの言葉たちが皆さんとの出会いを心待ちにしています。
連載に挑戦しました✨️1話2〜3分の物語です。
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