選書サービス感動です! 橘ゆずさんありがとう
noteで選書サービスがあることを、レモンさんの記事で知りました。
書店でお客様の話を聞いて選書してくれるサービスは耳にしたことがあったのですが、橘ゆずさんは、noteの記事を読んでその人を想像し、選書して下さるとのことでした。
『ここはあなただけの本屋。他の本屋さんとは一味違います。あなたがこれまでに書いてきたnoteから、ぴったりの本を選書しておてがみをお届けします。
あなたが書いてきたnoteからはあなたの人柄がにじみでています。
そこからイメージした選書は、あなただけのもの。』
ゆずさんが自分のnoteを読んで下さり、そこから想像して選書して下さるなんて嬉しくて、知ったその日に記事を購入し、すぐに申し込みました。
申し込むと、ゆずさんが固定記事の他3つほど記事を読んで下さいます。読んでほしい記事があれば優先してくれるので、私は育児でパニック発作になった話などをお伝えしました。
よく読む本や好きな作家など、参考になる情報や、苦手なジャンルなども事前にお伝えします。
選書は、申し込み後約1週間で届き、メッセージを添えて3冊ほど紹介してくれるシステムです。
依頼された情報を送ったところ、すぐ記事にスキが届きました。ゆずさんが読んで下さっているのが分かりドキドキしました。
一週間後を楽しみにしていたら、まさか2日で返信が!
フルタイムでお仕事もされているのに、どうやったらこの早さで返事が届くのかとびっくりしました。嬉しかったです。
ゆずさんの頭の中には本の情報がぎっしり詰まっていて、すぐに取り出せるのでしょう。すごい記憶力です。
このたびは、チケットをご購入いただきありがとうございます。
喜んでいただけるのはどんな本か、また新たな本との出会いにつながったら…と思いをめぐらせながら選書いたしました。
いつもnoteを楽しませていただいております。 noteには人柄があふれでるもの。そのnoteから本を選ぶことは、その人へ思いを馳せることでもありました。
心温まる言葉が添えられたお手紙は、嬉しくてすぐに読み返しゆっくり味わいました。
知り合ったばかりとは思えない洞察力で私のことを理解して下さり、温かいメッセージが心に染みました。仲の良い友達から届いた手紙のようでした。
noteは、人には言えない気持ちを素直に表現することが出来ます。だからこそ、ゆずさんと気持ちを繋げることが出来たのだと思います。
会話からではなく、noteの記事を頼りに選本することで、深く心に届く本を選ぶことが出来るのだと思いました。
選本をただ伝えるのではなく、記事を読んだ感想も丁寧に綴って下さり、私という人間に想いを馳せ、どんな本なら心に届くだろうと一生懸命考えて下さったことが伝わる素敵なお手紙でした。
なんて誠実な方だろうと感激しました。この手紙が届いただけで支払ったお代分の幸せは十分受け取れました。
選本して下さったのは、3冊。
「キッチン常夜灯」
「自分ミュージアムへようこそ」
「夜明けのすべて」
私が読んだことのあった本は、瀬尾まいこさんの「夜明けのすべて」だけでした。他2冊は作者も初耳でワクワクしました。しかも1冊はマンガ!
読んだことがある本も詳しい内容は忘れており、ゆずさんが選本して下さったのだから3冊ともぜひ手元に置きたいと思い、すぐに取り置き依頼し、書店へと向かいました。
ゆずさんから届いた便りをそのまま掲載してOKとのことなので、本の内容はゆずさんから頂いたお手紙と共に紹介させて頂きます。

「キッチン常夜灯」
長月天音/角川文庫
食べることは生きること。疲れたときはゆっくり台所で。お布団で寝る前に。そっとページを開いてほしい長月さんの本。
気持ちが落ち込んでいたり前を向けないときにこそ、おいしい料理(ページをめくるだけでよだれがでるようなおいしそうな料理が出てきます)と、レストランでのあたたかな出会いに癒されます。
手紙さんは、お子さんとの関係も、いつも前向きにつくろうと回数券や、声掛けなど工夫されていて努力されているようすが伝わってきて、頭が下がる思いです。
こちらのお料理の本はお子さまにも興味を持っていただけるかな。 お子さんと料理や本を通じて、会話が生まれたらすてきですよね。
「キッチン常夜灯」は、ネット検索で本の装丁を見た時から気に入りました。魅力的な表紙に一目惚れです。
シリーズ化しており、現在4冊まで出版されています。
私の好きな本に違いないと確信し、まだ何も読まないうちに全巻購入。書店の中にあるカフェで早速第一話を読みました。
素敵なお話にすっかり魅了され、帰宅後もページをめくる手がとまらず、その日のうちに読了。
忘れられない一冊となりました。
「キッチン常夜灯」は、夜9時から翌朝7時までの飲食店。仕事で疲れた人が訪れる癒しのお店です。
コック帽よりパソコンが似合いそうな男性シェフが、見事なフレンチを振舞います。様々な事情を抱えるお客様を思いやり、繊細な優しさで心に染みる料理を提供してくれます。
ソムリエの女性も目立たぬよう配慮し、さりげない気づかいで居心地の良い空間を作ってくれます。
シェフとの相性も良く、二人の穏やかな関係が、一層このお店を居心地の良い空間へと変えてくれます。
お店を中心に集まる人々の温かいエピソードが心地よく、何度でも読み返したいと思う本でした。
店の常連客になる主人公の女性は頑張り屋さん。私を「頑張る人」だと分析したゆずさんの思いが、ここにも現れているような気がしました。
他人のことは「こんなに頑張らなくてもいいのに」と冷静に見ることが出来ます。でも私もこんな感じに見えるのだろうかと不安になりました。
手を抜くこと、頼ること、信頼することを学ばなくてはと思いました。共感できるところが多く、学びもある本でした。
「何を求めるかは人それぞれですから、私は料理をしたいから料理しかしない。生き方も仕事も自分の身の丈に合ったものにしようと思っています」
私が、一番心に響いたシェフの言葉です。
働くお母さんが多い中、私は思うように働けないコンプレックスがあり、いくら割り切ろうと思っても心の奥から完全に消すことはできませんでした。
専業主婦という肩身の狭い世界でも劣等感を抱かず、自分の人生を楽しむ勇気をもらえました。
私も飲食店の経営者のようなものです。夫と娘二人だけのお店。
心をこめた料理を作って夫と娘を笑顔にし、疲れの取れる癒しの家にしたいと思いました。
「キッチン常夜灯」を読んでいると、ドラマ「スナックキズツキ」と、「パンとスープとネコ日和」を思い出しました。どちらも私のお気に入りの飲食店です。ゆずさんの絶妙なチョイスに思わずうなった一冊でした。
また好きなお店が一つ増えました。
これから続きの巻を読むのが楽しみです♪


「自分ミュージアムへようこそ」
あきばさやか/KADOKAWA
手紙さんはとってもがんばりやさんで自分を追い込みすぎてしまう方。
おかあさんだから、わたしががんばらないと、ときっと思われてきたんだろうなと思うのです。そんなときは本の力にも頼ってほしい。こんな短編のコミックならいつでもすぐページを開いて物語の世界に没頭できます。
子育てって答えがない。答えがいつでるかもわからない。そもそもママであるわたしって…?毎日自分に問いかけて、ぐるぐるまわってしまうことも。そんなとき、ミュージアムの扉をあけてみてください。短編なので好きなところから。
マンガをヒントに、自分を見つめる機会になるかもしれません。
「自分ミュージアム」とは、困っている時に夢の中に現れる自分だけの専用ミュージアム。年代順に様々な思い出が展示されていて、人生を振り返ることが出来ます。
ゲストパスなるものが届き、家族のミュージアムに入ることも可能。
ミュージアムを見ることで気付きを得て、前向きな人生に一歩踏み出すことができるというお話です。
まるで心の処方箋が届いたようなストーリーなのですが、何を言われた訳でもないのに、見るだけで自然と気づいていくというところが魅力です。
認識が変わった途端に展示品が変化していくところも楽しく、ページをめくる手が止まりません。
定年後した夫が、奥さんを傷付ける心無い一言を言ったことで、夫婦の間に亀裂が走るという物語から始まります。
奥さんが突然出て行ったためオロオロする夫でしたが、夢の中で自分ミュージアムに招待され、あるものを目にした途端、自分一人の力で成功した訳ではなかったことに気付きます。
奥さんへの感謝の想いを一生懸命行動で伝えようとする努力に、ほろりとさせられるお話でした。
専業主婦の働きを評価してくれることが嬉しくて泣けました。
名前も知らない誰かの軽い一言が脳裏に焼き付き、言葉に縛られて生きている男の子もいました。
自分ミュージアムでは、言葉が額に入れられて仰々しく飾られています。親や友達が言ったわけでもないのに一体何故?と、ミュージアムの管理人は首をかしげます。
「人生あるある」がたくさん散りばめられていて、自分に関係ないところではおかしくて笑ってしまい、共感するところはほろりと泣けてしまうマンガでした。
「自分ミュージアムへようこそ」は、私の好きなマンガ第一位に輝きました! 巻数が多くて深いマンガも好きですが、なんといっても気軽に読め、心がすっきりする気持ち良さが最高です。全てハッピーエンドで終わります。
全部で7つの話が収録されていますが、どのお話も大好きです。
気づきで人生が一瞬で変わることを見事に表した素敵なマンガです。
全ページカラーなのも嬉しく、表紙、色、物語、イラスト、すべて私の好みにピッタリでした。
元気がないとなかなか本を読むことが出来ないので、一時期癒し系のコミックを探したことがあるのですが、評判をネットで調べて何冊か買っても好みの本に出会えませんでした。
もうマンガを買うのはやめようと思っていたところだったので、このマンガは本当に嬉しく宝物になりました。
マンガを選んで下さったインスピレーションに感動です。

「夜明けのすべて」
瀬尾まいこ/文春文庫
パニック障害を抱える男の子とPMSを患う女の子の、お互いを思いやり支える心にこちらも優しくなれる、澄んだ心で読める小説。同名の映画もありますが、ぜひ原作からをおすすめしています。
瀬尾まいこさんの小説は、いつも「きぼう」がどの小説にもきらきらと横たわっていて、それが救ってくれるんです。読みやすく、すっと頭に入ってくる。
「夜明け前がいちばん暗いんだよ」その言葉が読者の胸に沁みます。支えようとすること、理解しようとすること。手紙さんを支えてくれたご家族やお医者さまたちにも共通する、強さや優しさ。それはこの小説にも大切なテーマとして描かれています。
「夜明けのすべて」は、以前、友人から「そしてバトンは渡された」を勧められて感動し、その後で見つけた本です。いい本だなと思った記憶がありました。
でも詳しくは覚えておらず、ゆずさんの選本ならぜひ本棚に入れなくてはと、早速購入しました。 今半分まで読んだところです。
瀬尾まいこさんの優しい世界観に癒されます。
体が思うようにならない事情がありながらも、思いやりのある人たちに見守られ働く様子が美しく描かれています。
私は主人公の二人ほどではないけれど生きづらさを経験しており、共感できることが多く、もう一度読んでみて良かったと思いました。
もしゆずさんがお勧めして下さらなかったら、一度読んだ本をまた手にすることは無かったと思います。
あらためて、勧めてもらう本との出会いに縁を感じました。
ゆずさんは、高校時代から瀬尾さんのファンだそうで、他にも「天国はまだ遠く」「幸福な食卓」も好きだと教えて頂きました。
こちらは図書館で予約し、これから届くのを楽しみにしているところです。

心のこもったお便りを添えて、本の魅力を短くまとめ分かりやすく紹介してくれるゆずさんの選書サービス。
クリスマスプレゼントが届いたような嬉しさいっぱいの贈り物でした。
自分への贈り物で、一番買って良かったプレゼントです。
その贈り物がたった400円だなんて安すぎると思うくらいのサービスでした。
ジャンル問わずたくさんの本を読むと同時に、記憶にも残せる才能がなければできないサービスです。
また、文章からどんな人かを想像する繊細な感覚も無ければできません。直観力も必要です。
頭の上に浮かぶ心の雲をこっそり覗きに来て選んだのではないかと思う、絶妙な選本でした。
インスピレーションの強い方だなという印象を持ちました。
ゆずさんは、選書するために生まれてきたような人ではないかと思います。ご自分の趣味が誰かの喜びに繋がるなんて素敵な活動です。
生活の負担にならない程度に、少しでも多くの人にこの選書サービスが伝わり、本の世界が広がったらいいなと願っています。
こうして選書サービスを受け取った方が感想を書くことで、好きなnoterさんに届いた本を知れるのもいいですね。
類は友を呼ぶと言うので、ゆずさんが選んだ本は、その人だけではなく、その人に親しみを感じている方にとっても、嬉しい選本になっているはずです。選書サービスの感想を読むことも楽しみの一つになりました。
選書サービスの感想は、こちらの記事にまとめられています。
近いうちにチップを払って、今度は娘の選本をお願いしようと思っています。娘はnoteを書いていないので、好きな作家や本をお伝えし選本してもらう予定です。
ゆずさんに聞いたら快く引き受けて下さいました。
中学校には朝読書の時間があるのですが、最近読みたい本がないとこぼしていたので、娘の心に刺さる本が見つかったらいいなと思っています。
ゆずさん、ありがとうございました!

