子育ての「あの頃」を思い出して泣いてしまう絵本2選
2年生に進級した息子。
元気いっぱいに小学校に通っています。
1年生の2学期までは、ほとんど毎日一緒に登校していましたが、3学期になって一人で通える日が増えて。
今では玄関で見送ると「もう(家に)戻ってて」と言って、さっさと歩いていってしまいます。
手がかからなくなり楽にはなりましたが、やはり寂しいものですね。
さて、今回ご紹介するのは、子育ての「あの頃」がたくさん詰まった絵本です。
『また あえるよ』
作:ユン・ヨリム
絵:アンニョン・タル
訳:わたなべなおこ
出版社:パイ インターナショナル
発行年:2024年
韓国で「ママたちの育児書」として多くの母親から支持されている絵本。
お泊まり保育から帰るのを待っている間に、おかあさんは子どもが小さかった頃を思い出します。
眠りについた我が子のそばをなかなか離れられず、何度も戻っては寝息に耳をすましていたこと。
いつも後追いされ、トイレやごみ捨てに行っただけでも大泣きされたこと。
そして、幼稚園に入って、はじめは元気にバスに乗り込んだのに、3日目から「いきたくない」って泣かれてしまったこと。
そんなときを経て、子どもは離れていても「またあえる」ことがわかってきます。
子育ての大変さと子どもの成長を感じながら、おかあさんはいつか訪れる我が子の旅立ちに思いを馳せるのです。
***
『あんなに あんなに』
作:ヨシタケシンスケ
出版社:ポプラ社
発行年:2021年
大好きなヨシタケシンスケさんの絵本。
「あんなに ○○だったのに」
「もう こんな」
で描かれる親子の日常。
「あんなに ほしがっていたのに」
「もう こんな(おもちゃに飽きてる…)」
「あんなに げんきだったのに」
「もう こんな(高熱出てるー!)」
「あんなに ちいさかったのに」
「もう こんな」………。
シンプルな言葉とヨシタケさんのユーモアのあるイラストに、「わかるわかる!」と共感したり懐かしんだり、これからそうなっていくのかな…と胸を打たれたりして。
読み進めるうちにいつの間にか泣いてしまい、私まで「あんなに笑っていたのに」「もう こんな(号泣)」状態でした。
***
絵本に描かれている愛おしい日々に、自分の子育ての思い出が重なります。
息子が私の手を離れて一人で外の世界に行ったのは3歳。年少さんで幼稚園に入園したときでした。
人見知りもなくどんな場所でも楽しめる子だと思っていたのに、入園式でまさかの大泣き。
息子が人見知りも場所見知りもしないのは、「ママがそばにいるという安心感があってこそ」だったのだ、とそのとき気づいたのです。
通園バスにも初日はわくわくしながら乗ったのに、3日目から「ママと離れたくない」といって乗り渋るようになったのを、今でも覚えています。
園では楽しく過ごしているようなのに、登園前になると「離れたくない」と行き渋る。
でも、帰りのバスから降りたときは「楽しかったー!」と帰ってくる。
息子の帰りを待つ間、どれだけ心配したことでしょうか。
そして、今。
一人で通学できるようになった息子。
あんなに母から離れたがらなかったのに…。
歩いて10分の距離ですが、成長を感じます。
体も大きくなって、身長は126cm、足のサイズは21cm!(私とほとんど変わらない)
我が子ながら「デカッ!」と思うこともしばしば。
子どもの成長は待ってくれません。
もう決して戻ることのない「あの頃」。
子どもが巣立つであろう「これから」。
そして「今」。
今、子どもが当たり前のようにそばにいてくれる日々が尊く幸せだということを感じます。
これからもしばらく「あんなに ○○だったのに」「もう こんな」は続くけれど、いつかは「まだ たりない」と思う日がくるのかな。
「もう充分」になることはないと思うけれど、そう思えるくらい、息子との時間を大切に過ごしたいです。
▽『また あえるよ』の翻訳者のわたなべなおこさんと、担当編集者の吉村さんのインタビューがとてもよかったです
▽『また あえるよ』のイラストを手がけたアンニョンタルさんの絵本
▽楽天Roomでも絵本の紹介をしています
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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