【読書記録】『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』
2歳頃から「う○ち」や「おち○○ん」などの言葉に反応し、5歳の今もなお下ネタ大好きな息子。
外でもそういう言葉を連呼したり、幼稚園では男子達とカンチョーをし合ったり…。
「男児あるある」なのかなと思いつつ注意するけれど、なかなかやめてくれません。
今はまだ幼稚な下ネタで済んでいるけれど、これから性に関して深刻な問題が出てくるかもしれない。
「どうしたらいいの?」
「子どもにどう伝えたらいい?」
ってことが増えるかもしれない。
そんな不安に向き合うべく、こちらの本を読んでみました。
著者は、元保健体育科教諭であり長年性教育に携わっている村瀬幸浩先生と、イラストレーターのフクチマミさん。
漫画なのでとても読みやすく、幼児期から思春期の子どもとその親にとって大事な性の情報が満載でした。
幼児を育てる親として参考になった点をご紹介します。
おうちでまず伝えたい3つのこと
①プライベートパーツについて
勝手に見たり見せたり、触ったり触らせたりしてはいけないプライベートパーツ(口・胸・性器・おしり)。
「水着で隠れる部分と説明すればよい」と聞いたことがあったけれど、それだと口や男児の場合は胸も該当しません。
「いのちに直接かかわる場所」「からだの内部につながる部分」と書かれていた本書の説明がしっくりきました。
②防犯のための「NO・GO・TELL」
NO…拒否する
GO…逃げる
TELL…話す(大人に相談する)
子どもが危険な状況を判断し回避できるようにするための「NO・GO・TELL」。
嫌なことは「嫌だ」と声を上げていいし、大人は子どもの「NO」を尊重しなければなりません。
人は自分の「NO」を伝えたり受け入れられる経験を繰り返して
自分や相手を尊重できる人間に育っていく
という考え方は、性的なことにかかわらず、人間関係を築く上でとても大切だと感じました。
③何でも相談できる親子関係を作る
子どもに何かあったとき、家庭がいちばんの拠り所でありたいですよね。
何でも相談できる親子関係を作るには、子どもが親から「愛されている」と感じていることが大事だと、村瀬先生は言及されています。
親の愛情を伝えるのに必要なことは
①タッチング…子どもの体に触れる
②リスニング…子どもの言葉に耳を傾ける
特に、思春期以降はリスニングが大切。
子どもの話を遮ったり否定したりするのではなく(これは私もやりがち💦)、受け止めて同調する姿勢で聞いていきたいですね。
子どもへの伝え方
①淡々と事実を伝える
②価値観をくっつけない
③子どもが興味を示したときに答える
④幼い異性きょうだいの場合、本人達が嫌がらなければ同時に伝えたり答えたりしてもいい
⑤高学年以上は同性の親が伝える
性に関することって言いにくかったり、そもそも親も正しい知識を持っていなかったり…
伝え方に戸惑いますよね。
本書に「淡々と事実を伝える」「価値観をくっつけない」と書かれていたのは、
「そのまま伝えればいいんだ!」と気が楽になりました。
また、「子どもが興味を示したとき」に上手く答えられなくても
「いい質問だね。調べておくよ」と答えを保留にしてもよいそう。
思春期以降は、男の子へは父親に伝えてもらうのがベスト。
これには、夫婦で考えや伝え方を擦り合わせていく必要があると思いますが、うちのパパ大丈夫かな…。変な知識ばかり教えそう…。
まぁ、いざとなったら頼りなるパパなので、そのときが来るまでに夫婦でよく話し合います!
***
今回は、幼児期の育児において参考になった内容をご紹介しました。
他にも、男女別の心と体について、性交や出産について、多様な性のあり方など、
思春期以降に大事になってくる性の話題が書かれています。
私自身とても勉強になり、「性教育のバイブル」として子どもの成長に合わせて読みたいと思いました。
私見:親としての心がけたい3つのこと
ここからは私見。
本書を読んで、親として心がけたいと思った3つのことがあります。
それは、
①知ること
②受け止めること
③つなぐこと
性教育=ポルノという誤解が生まれ、性教育が遅れている日本。
私自身も、子どもが思春期を迎えたとき、異性である息子にどう伝えればよいのか不安に感じていました。
しかし、本書を読んで、性について「知ること」「学ぶこと」が大事だと思いました。
心や体について学び、多様な性を知った上で、もし子どもからの質問や相談があれば「受け止める」。
「受け入れられる」内容じゃなかったとしても、まず「受け止め」たい。
そして、一緒に解決に「つなげる」。
家庭だけで解決できなれば、相談できるところへ「導く」。
これが親としてできることだと思いました。
そして、冒頭で話した子供の下ネタ連呼。
これに関しては、本書では「そのうち言わなくなるから見守っておけばいい」と。
(「嫌な気分になる人もいる」と伝えてもOK)
誰も傷つかない幼稚な下ネタは「静観」。
これも男児の親として心がけたいです。
(なにこのまとめ)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
書誌情報
『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』
著者:フクチマミ・村瀬幸浩
出版社:KADOKAWA
出版年:2020年
