ライブチャット業界って最近どう?
久しぶりにXで投稿する機会があったので、この機会に、最近のライブチャット業界についての所感を簡単にまとめてみようと思います。普段こういう話ってあんまりしないんですが、仕事柄当たり前に考えていることではあるので。
市場は成熟してる。その中で過熱する競争
まず前提として、ライブチャットという市場そのものは、もうかなり成熟したフェーズに入っていると思っています。一方、データだけ見ると実は市場規模自体は緩やかに伸びているという話もあります。ただ、その見方も「ライブ配信業全体の市場」だったり「チャットレディ含むファンビジネス提供市場」だったりで、チャットレディ業界のみの市場動向というピンポイントで正確な情報ってなかなか取れません。サイトのCCU(瞬間の接続ユーザー数)を眺めていての現場感覚みたいなものです。
そして、市場規模が伸びているといっても、それは「新しい仕組みや画期的なイノベーションが生まれて業界ごと一気に伸びる」のではないんですよね。既存のビジネスモデルの枠の中でパイの奪い合いが激しくなっている、という方が体感的には近い気がしています。
つまり、市場全体の底上げ的成長ではなく、運営会社レベルや現場レベルの競争がどんどん過熱しており、その産物として全体のユーザー数は横ばいか少し伸びているように見える、というのが正直な実感です。
物事の見方が増えて賢くなった気分。その先にあるのは
業界構造を深掘りする前に、大きく変化していると感じるのがユーザーの認知内容、つまりお客様の意識です。
これは、情報の提供方法が急激に変化したからだと思います。
SNSを開けば色々な立場の意見にすぐ触れられるし、男女論とか、社会的な立場の違いから来る物事の見方は論争を生みやすいので、インプレッションが増えて勝手におすすめされてくる。そして生活に浸透したAIも、何か聞けば多様な考え方を提示してくれる。
こうした中で、「こういう見方もある」「ああいう捉え方もある」というふうに “物の見方に関わる認識の量”はものすごく増えましたよね。
僕自身、強く当てはまることですが、深く思考する機会は減っているのに、賢くなった気がするんですよね。たぶんそれは僕だけじゃないと思うのです。
世の中全体が、多くの人が、物事を俯瞰的に見やすくなっていってる。これはライブチャットの利用者側にもそのまま当てはまります。
以前なら、「女の子は生活や目的があってお金のために出演している」という現実は、業界に慣れたベテラン顧客層や、一部の洞察力のある男性だけが暗黙に理解しているようなものでした。
しかし今は、そういう情報がライトユーザー層にまで浸透していて、以前ほど素朴に、楽観的に「出会い」や「疑似恋愛」を楽しめる人は減ってきていると思います。
お客様側の女の子に対する見方が、良くも悪くもドライで現実的になってきている。これで何が懸念されるか。それは、一人の女性に対する消費サイクルが早くなって、チャットでの出会い=1回限りの使い捨て、に近い遊び方が増えるという変化です。実感される読者の方もいらっしゃると思います。
別の懸念として、課金額という交渉材料がテーブルに乗って、ユーザーと女性の双方による思惑のせめぎ合いが起こりやすくなっている、ということも言えます。
期待と信仰をハックされた現代人の生存戦略
業界内での競争激化、そしてユーザーの支出額が伸びづらい状況を生んでいる大きな要因には以下のようなものが挙げられます。
ついつい期待しちゃうように作り込まれた求人広告の大量露出
しかも参入がしやすいために必然的に生まれる女性間の競争過熱
TikTokやSNS、ソシャゲなどユーザーの可処分時間とドーパミンを奪い合うコンテンツの多様化
信仰と、自己参加意識と、お布施が巧妙に一体化した推し活
生活と上記コストのために、働く側にとっては副業がほぼ必須になりつつ、消費者側としては余計な出費を捻出しづらい今の日本経済状況
・・・正直、これから始める初心者や、ライトな稼働の女性にとって、決して優しい環境ではありません。エロという普遍的な訴求力は今でも強力な入口ですが、そこで惹きつけた新規客を「定着」させるところまで持っていくのは、年々難しくなっている感覚があります。言ってしまえば、一度来て満足したら再来しなくなる「ライブチャット観光」的な遊び方をするお客様が増えているイメージです。
だからこそ、すぐ離脱していく観光客的なユーザーよりも、業界やその女性自身に慣れ親しんでくれる、フレンドリーな客層に好かれることの方が、結果的に収益は安定しやすいと感じています。そして実は、ライブチャット観光ユーザーの中にも、フレンドリープレイに目覚めるお客様は一定割合で存在します。
そのような収益安定化に有効なのは、過激さの追求とか即アダ一辺倒なゴリ押しスタイルよりも、基本的なことの積み重ねだったりします。
今日から心がける超基礎
詳しく学ばずとも意識ひとつで変わる、超基礎的な取り組みとしては次のようなことです。
固定の時間帯または予告日時にログインして「行けば会える」という安心感を作る
お客様の名前や前に話した内容をちゃんと記録しておき、引き出せる
一人の固定客だけに依存しすぎず何人かに分散させる
自分の中で対応できる・できないの境界線をしっかり持っておく。それをお客様にどう理解してもらうかを工夫する
派手な差別化では長続きしにくいからこそ、こうした基本を淡々と守れるかどうかが、遠回りに見えて一番効果のある生存戦略だと思うんですね。こういう積み重ねができている女性は、物見遊山的なお客様に惑わされやすい今の環境でも、ちゃんと固定ユーザーが育っていくものです。
最後に
というわけで、改めて基本ってやはり大事だなと思っています。また、ここには書きませんでしたが、「本質理解」から入る無料note と「学ばないと身につかないテクニックを含めた基本と実践」をまとめた有料noteを最後にご紹介します。
目新しさはないですが、こういう環境だからこそ確実に効いてくる内容ですので、未読の場合はぜひ覗いてみてください。
▶ゼロからスタートの方向け/無料note
▶基礎と実践による収入強化を図りたい女性向け/有料note
